SIGNBIT

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前

signbit - 浮動小数点実数の符号 (sign) を調べる  

書式

#include <math.h>

int signbit(x);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

signbit():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
 

説明

signbit() は、あらゆる種類の浮動小数点実数に対して 適用可能な汎用的なマクロである。 x の値の符号ビットがセットされている場合、非 0 の値を返す。

このマクロは x < 0.0 と全く同じではない。 なぜなら、IEEE 754 の浮動小数点表現では 0 も符号を持つからである。 -0.0 < 0.0 という比較結果は偽 (false) だが、 signbit (-0.0) は 非 0 の値を返す。

NaN と無限大には符号ビットがある。  

返り値

signbit() マクロは x の符号が負の場合 0 以外を返し、そうでない場合 0 を返す。  

エラー

エラーは発生しない。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性
signbit() Thread safety MT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE 854 では付録で推奨関数として定義されている)。  

関連項目

copysign(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

signbit, SIGNBIT, 符号, マクロ, 浮動, 小数点, エラー, 属性, pages, 関数

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Time: 12:08:36 GMT, June 11, 2022