DIRFD

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-04-11
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名前

dirfd - ディレクトリストリームのファイルディスクリプターを取得する  

書式

#include <sys/types.h>
#include <dirent.h>

int dirfd(DIR *dirp);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

dirfd():

/* glibc 2.10 以降: */ _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
    || /* glibc 2.19 以前: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 

説明

関数 dirfd() はディレクトリストリーム dirp に関連付けられたファイルディスクリプターを返す。

このファイルディスクリプターはディレクトリストリームが内部で使用するものである。結果的に、この関数が役に立つのは、ファイルの位置に依存しない関数やその位置を変更しない関数 (fstat(2) や fchdir(2) など) においてだけである。このファイルディスクリプターは closedir(3) が呼ばれたときに自動的にクローズされる。  

返り値

成功すると、 dirfd() はファイルディスクリプター (非負の整数) を返す。エラーの場合、 -1 が返され、 errno にエラーの原因を示す値が設定される。  

エラー

POSIX.1-2008 では 2 つのエラーが規定されている。 現在の実装ではどちらのエラーも返されない。
EINVAL
dirp が有効なディレクトリストリームを参照していない。
ENOTSUP
この実装では、ファイルディスクリプターのディレクトリとの関連付けが サポートされていない。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性
dirfd() Thread safety MT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2008. この関数は BSD 拡張であった。 4.3BSD-Reno には存在するが、4.2BSD には存在しない。  

関連項目

open(2), openat(2), closedir(3), opendir(3), readdir(3), rewinddir(3), scandir(3), seekdir(3), telldir(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

DIRFD, エラー, dirfd, 関数, ディレクトリ, ストリーム, dirp, 属性, 参照, pages

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Time: 12:08:39 GMT, June 11, 2022