WeakMap クラス

(PHP 8)

はじめに

WeakMap は、 オブジェクトをキーとして受け入れるマップ(辞書)です。 SplObjectStorage と似ていますが、 WeakMap のキーとなるオブジェクトは、 オブジェクトのリファレンスカウントが更新されません。 つまり、WeakMap のキーとなっているオブジェクトだけが唯一の残された参照だった場合、 オブジェクトはガベージコレクションの対象となり WeakMap から削除されます。 WeakMap の用途は、 長く生き残る必要がないオブジェクトから派生した、 データのキャッシュを作ることです。

WeakMapArrayAccess, Iterator, Countable を実装しています。 よって、ほとんどのケースで、 連想配列と同じやり方で操作できます。

クラス概要

final class WeakMap implements ArrayAccess, Countable, IteratorAggregate {
/* メソッド */
public __construct()
public count(): int
public offsetExists(object $object): bool
public offsetGet(object $object): mixed
public offsetSet(object $object, mixed $value): void
public offsetUnset(object $object): void
}

例1 Weakmap の使い方の例

<?php
$wm 
= new WeakMap();

$o = new StdClass;

class 
{
    public function 
__destruct() {
        echo 
"Dead!\n";
    }
}

$wm[$o] = new A;

var_dump(count($wm));
echo 
"Unsetting...\n";
unset(
$o);
echo 
"Done\n";
var_dump(count($wm));

上の例の出力は以下となります。

int(1)
Unsetting...
Dead!
Done
int(0)

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関連キーワード:  WeakMap, クラス, オブジェクト, public, マップ, キー, int, construct, Countable, offsetSet