forward_static_call_array

(PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PHP 8)

forward_static_call_arraystatic メソッドをコールし、引数を配列で渡す

説明

forward_static_call_array(callable $callback, array $args): mixed

callback パラメータで指定したユーザー定義の関数あるいはメソッドをコールします。 この関数はメソッドのコンテキストでコールしなければなりません。 クラスの外部で使用することはできません。 この関数は 遅延静的束縛 を使います。 転送先のメソッドへのすべての引数は値渡しで、 call_user_func_array() と同様に配列で指定します。

パラメータ

callback

コールしたい関数あるいはメソッド。このパラメータは、 クラス名とメソッド名を指定した配列あるいは関数名を指定した文字列となります。

parameter

このひとつのパラメータに、メソッドに渡すすべてのパラメータを配列で指定します。

注意:

forward_static_call_array() へのパラメータは参照渡しではないことに注意しましょう。

戻り値

関数の結果、あるいはエラー時に false を返します。

例1 forward_static_call_array() の例

<?php

class A
{
    const 
NAME 'A';
    public static function 
test() {
        
$args func_get_args();
        echo static::
NAME" ".join(','$args)." \n";
    }
}

class 
extends A
{
    const 
NAME 'B';

    public static function 
test() {
        echo 
self::NAME"\n";
        
forward_static_call_array(array('A''test'), array('more''args'));
        
forward_static_call_array'test', array('other''args'));
    }
}

B::test('foo');

function 
test() {
        
$args func_get_args();
        echo 
"C ".join(','$args)." \n";
    }

?>

上の例の出力は以下となります。

B
B more,args 
C other,args

参考

  • forward_static_call() - static メソッドをコールする
  • call_user_func() - 最初の引数で指定したコールバック関数をコールする
  • call_user_func_array() - パラメータの配列を指定してコールバック関数をコールする
  • is_callable() - 引数が、現在のスコープから関数としてコール可能な値かどうかを調べる

関連キーワード:  static, メソッド, コール, 配列, 関数, call, array, パラメータ, 引数, args