(PHP 4 >= 4.0.6, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
imagefilledarc — 楕円弧を描画し、塗りつぶす
$image
,$center_x
,$center_y
,$width
,$height
,$start_angle
,$end_angle
,$color
,$style
指定した image
の指定した座標を中心とする、
楕円弧を描画します。
image
imagecreatetruecolor()のような画像作成関数が返す GdImage オブジェクト。
center_x
中心の x 座標。
center_y
中心の y 座標。
width
弧の幅。
height
弧の高さ。
start_angle
弧の開始角度。
end_angle
弧の終了角度。 0° は三時の方向で、そこから時計回りに数えます。
color
imagecolorallocate() で作成された色識別子。
style
次の選択肢のビット和。
IMG_ARC_PIE
IMG_ARC_CHORD
IMG_ARC_NOFILL
IMG_ARC_EDGED
IMG_ARC_PIE
および
IMG_ARC_CHORD
は相反します。
IMG_ARC_CHORD
は、
開始角と終了角を直線で結ぶだけですが、IMG_ARC_PIE
は、角を丸めます。IMG_ARC_NOFILL
は、弧と弦が縁どられ塗りつぶされないことを指定します。
IMG_ARC_EDGED
は、
IMG_ARC_NOFILL
と共に指定することにより、
開始角と終端角は中心と結ばれます。これは、(塗りつぶすよりも)
「パイの切れ端」を縁どる良い方法です。
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 |
image は、
GdImage
クラスのインスタンスを期待するようになりました。
これより前のバージョンでは、resource が期待されていました。
|
例1 3D 風のパイを作成する
<?php
// 画像を作成します
$image = imagecreatetruecolor(100, 100);
// 色を割り当てます
$white = imagecolorallocate($image, 0xFF, 0xFF, 0xFF);
$gray = imagecolorallocate($image, 0xC0, 0xC0, 0xC0);
$darkgray = imagecolorallocate($image, 0x90, 0x90, 0x90);
$navy = imagecolorallocate($image, 0x00, 0x00, 0x80);
$darknavy = imagecolorallocate($image, 0x00, 0x00, 0x50);
$red = imagecolorallocate($image, 0xFF, 0x00, 0x00);
$darkred = imagecolorallocate($image, 0x90, 0x00, 0x00);
// 3D 効果を作成します
for ($i = 60; $i > 50; $i--) {
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 0, 45, $darknavy, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 45, 75 , $darkgray, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 75, 360 , $darkred, IMG_ARC_PIE);
}
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 0, 45, $navy, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 45, 75 , $gray, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 75, 360 , $red, IMG_ARC_PIE);
// 画像を出力します
header('Content-type: image/png');
imagepng($image);
imagedestroy($image);
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。