(PHP 4 >= 4.2.0, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
ini_get_all — すべての設定オプションを得る
$extension
= null
, bool $details
= true
): array|falseすべての登録済み設定オプションを返します。
extension
オプションで指定する拡張モジュール名。
この値が null
でない場合、
または 文字列 core
を指定した場合、
その拡張モジュールに関するオプションのみを返します。
details
詳細な設定を取得するか、あるいは各設定の現在の値のみを取得するか。
デフォルトは true
(詳細情報を取得する) です。
ディレクティブ名をキーとする連想配列を返します。
extension
が存在しない場合は、
false
を返し、E_WARNING
レベルの警告を発生させます。
details
が true
(デフォルト) の場合、
配列の値は、
global_value
(php.iniで設定されている)、
local_value
(おそらくini_set()または
.htaccessでセットされている)、access
(アクセスレベル)
を含む配列となります。
details
が false
の場合、
配列の値はそのオプションの現在の値となります。
アクセスレベルの意味についてはマニュアルを参照ください。
注意:
ひとつのディレクティブに複数のアクセスレベルを設定することができます。
access
がビットマスク値となっているのはそのためです。
例1 ini_get_all() の例
<?php
print_r(ini_get_all("pcre"));
print_r(ini_get_all());
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
Array ( [pcre.backtrack_limit] => Array ( [global_value] => 100000 [local_value] => 100000 [access] => 7 ) [pcre.recursion_limit] => Array ( [global_value] => 100000 [local_value] => 100000 [access] => 7 ) ) Array ( [allow_call_time_pass_reference] => Array ( [global_value] => 0 [local_value] => 0 [access] => 6 ) [allow_url_fopen] => Array ( [global_value] => 1 [local_value] => 1 [access] => 4 ) ... )
例2 details
を無効にする例
<?php
print_r(ini_get_all("pcre", false)); // PHP 5.3.0 で追加されました
print_r(ini_get_all(null, false)); // PHP 5.3.0 で追加されました
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
Array ( [pcre.backtrack_limit] => 100000 [pcre.recursion_limit] => 100000 ) Array ( [allow_call_time_pass_reference] => 0 [allow_url_fopen] => 1 ... )
注意:
ini_get_all() は、"配列" 形式の ini オプション (pdo.dsn.* など) を無視します。