ip2long

(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

ip2longドット表記の (IPv4) IP アドレスを、長整数表現に変換する

説明

ip2long(string $ip): int|false

関数 ip2long() は、インターネット標準形式 (ドット表記の文字列) 表現から、長整数表現の IPv4 インターネットネットアドレスを生成します。

ip2long() は不完全な形式の IP アドレスに対しても動作します。詳しい情報は » http://publibn.boulder.ibm.com/doc_link/en_US/a_doc_lib/libs/commtrf2/inet_addr.htm を参照ください。

パラメータ

ip

標準形式のアドレス。

戻り値

長整数値、あるいは ip が不正な形式の場合に false を返します。

例1 ip2long() の例

<?php
$ip 
gethostbyname('www.example.com');
$out "以下の URL は同じ意味です:<br />\n";
$out .= 'http://www.example.com/, http://' $ip '/, そして http://' sprintf("%u"ip2long($ip)) . "/<br />\n";
echo 
$out;
?>

例2 IP アドレスの表示

2 番目の例は、変換されたアドレスを printf() 関数で出力する方法を示すものです。

<?php
$ip   
gethostbyname('www.example.com');
$long ip2long($ip);

if (
$long == -|| $long === FALSE) {
    echo 
'無効な IP です。もういちど確認してください。';
} else {
    echo 
$ip   "\n";            // 192.0.34.166
    
echo $long "\n";            // 3221234342 (32 ビット・システムでの -1073732954。整数オーバーフローによるものです)
    
printf("%u\n"ip2long($ip)); // 3221234342
}
?>

注意

注意:

PHP の整数型は符号付き形式であり、32 ビットアーキテクチャ上では 多くの IP アドレスが負の整数値になります。 そのため、符号なし IP アドレスを文字列形式で取得するには sprintf()printf() で "%u" を使用する必要があります。

注意:

32 ビット・システムでは、整数オーバーフローにより、ip2long()-1 を返します。

参考

  • long2ip() - 長整数表現のインターネットアドレスを (IPv4) インターネット標準ドット表記に変換する
  • sprintf() - フォーマットされた文字列を返す

関連キーワード:  アドレス, ドット, 数表現, 変換, 表記, long, 形式, 関数, 注意, sprintf