readline_callback_handler_install

(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8)

readline_callback_handler_install readline コールバックインターフェイスと端末を初期化し、 プロンプトを表示して結果をすぐに返す

説明

readline_callback_handler_install(string $prompt, callable $callback): bool

readline コールバックインターフェイスを設定し、プロンプト prompt を表示して入力を受け取ります。 コールバック関数 callback はひとつのパラメータを とり、そこにはユーザーの入力内容が格納されます。一度登録したコールバック インターフェイスを削除せずもういちどこの関数をコールした場合、もとの インターフェイスは自動的に上書きされます。

コールバック機能は stream_select() と組み合わせると 有用です。これは readline() とは異なり、 IO とユーザーの入力を交互に取り扱います。

パラメータ

prompt

確認メッセージ。

callback

callback 関数が受け取るパラメータはひとつで、 ユーザーから返された入力です。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

例1 Readline コールバックインターフェイスの例

<?php
function rl_callback($ret)
{
    global 
$c$prompting;

    echo 
"You entered: $ret\n";
    
$c++;

    if (
$c 10) {
        
$prompting false;
        
readline_callback_handler_remove();
    } else {
        
readline_callback_handler_install("[$c] Enter something: "'rl_callback');
    }
}

$c 1;
$prompting true;

readline_callback_handler_install("[$c] Enter something: "'rl_callback');

while (
$prompting) {
    
$w NULL;
    
$e NULL;
    
$n stream_select($r = array(STDIN), $w$enull);
    if (
$n && in_array(STDIN$r)) {
        
// read a character, will call the callback when a newline is entered
        
readline_callback_read_char();
    }
}

echo 
"Prompting disabled. All done.\n";
?>

参考

  • readline_callback_handler_remove() - インストールされたハンドラを削除し、端末の設定をもとに戻す
  • readline_callback_read_char() - 文字を読み込み、改行を受け取ると readline コールバックインターフェイスに通知する
  • stream_select() - select() システムコールと同等の操作を、 ストリームの配列に対して seconds と microseconds で指定されたタイムアウト時間をもって行う

関連キーワード:  callback, 端末, 表示, 初期, handler, 入力, 関数, install, prompt, ユーザー