(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
return
は、プログラムの制御を呼び出し元に戻します。
呼び出し側のモジュールでは、呼び出しの次の式から続行します。
関数内で呼び出されると、return
文は即座に
その関数の実行を停止し、引数を関数の値として返します。
return
はまた、eval()文や
スクリプト自体の実行を終了させることが出来ます。
グローバルスコープで呼び出されると、現在実行中のスクリプトが終了
します。もしそのスクリプトが
include もしくは
require
されたものである場合、制御は呼び出し元
のファイルに戻ります。また、そのスクリプトが include
されたものである場合は、return
に与えられた引数
の値は include の戻り値となります。
return
がメインスクリプトで呼び出された場合は
スクリプトが終了します。また、
設定ファイルの
auto_prepend_file 又は
auto_append_fileオプションで指定されたスクリプトの場合も
同様にそのスクリプトが終了します。
さらに詳しい情報に関しては 戻り値を参照してください。
注意:
return
は関数ではなく言語構造であるため、 引数を括弧で囲う必要はなく、括弧の使用は推奨されないことに注意しましょう。
注意: パラメータを省略した場合は括弧も省略する必要があります。この場合の戻り値は
null
です。return
に括弧をつけてコールしながら何も引数を指定しないと、 パースエラーとなります。
PHP 7.1.0 以降では、戻り値の型が
void でない場合、引数なしの return
文は
E_COMPILE_ERROR
が発生するようになりました。
戻り値の型が void の場合、
return
文に引数があると、同様のエラーが発生します。