(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8)
stream_socket_enable_crypto — 接続済みのソケットについて暗号化の on/off を切り替える
$stream
,$enable
,$crypto_method
= null
,$session_stream
= null
ストリームの暗号化を有効あるいは無効にします。
暗号化設定が確立されると、それ以降は
enable
パラメータに true
あるいは false
を指定することで暗号化の on/off を動的に切り替えられます。
stream
ストリームリソース。
enable
ストリームの暗号化を有効にするか無効にするか。
crypto_method
ストリームの暗号化の設定。以下の方法が使用できます。
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv2_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv3_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv23_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_ANY_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLS_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_0_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_1_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_2_CLIENT
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv2_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv3_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv23_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_ANY_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLS_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_0_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_1_SERVER
STREAM_CRYPTO_METHOD_TLSv1_2_SERVER
省略した場合は、ストリームの SSL コンテキストのオプション crypto_method
を利用します。
session_stream
ストリームで session_stream
からの設定を送信します。
成功した場合に true
、ネゴシエーションに失敗した場合に false
、
十分なデータがないために再試行が必要な場合(非ブロックモード時のみ)
に 0
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 |
session_stream は、nullable になりました。
|
例1 stream_socket_enable_crypto() の例
<?php
$fp = stream_socket_client("tcp://myproto.example.com:31337", $errno, $errstr, 30);
if (!$fp) {
die("接続できません: $errstr ($errno)");
}
/* ログイン時の暗号化を有効にします */
stream_socket_enable_crypto($fp, true, STREAM_CRYPTO_METHOD_SSLv23_CLIENT);
fwrite($fp, "USER god\r\n");
fwrite($fp, "PASS secret\r\n");
/* それ以外では暗号化を無効にします */
stream_socket_enable_crypto($fp, false);
while ($motd = fgets($fp)) {
echo $motd;
}
fclose($fp);
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。