インストール手順

PHPでGDサポートを有効にするには、configure に--with-gd[=DIR]を指定します。ただし、DIRは GDのベースインストールディレクトリです。 PHPにバンドルされている推奨のGDライブラリを使用するには --with-gdを指定します。 GD ライブラリをコンパイルするには、libpnglibjpeg が必要です。 PHP 7.4.0 以降では、--with-gd--enable-gd (gd 拡張機能を有効にするかどうかを指定する) と --with-external-gd (バンドル版の libgd ではなく、外部の libgd を使うように指定する) に変わりました。

Windows の場合、GD DLL php_gd.dllphp.ini に エクステンションとして指定してください。 PHP 8.0.0 より前のバージョンでは、DLL の名前は php_gd2.dll でした。

より多くの画像フォーマットを扱えるようにGDの能力を高めるには、 --with-XXXXのような形のオプションを指定します。

サポートされる画像フォーマット
画像フォーマット configure オプション
jpeg jpeg をサポートするには --with-jpeg-dir=DIR を指定します。Jpeg 6b、7、そして 8 に対応しています。 PHP 7.4.0 以降では、 --with-jpeg を代わりに使って下さい。
png PNGをサポートするには--with-png-dir=DIR を指定します。ただし、libpngはzlibライブラリを 必要とするため、--with-zlib-dir[=DIR] もconfigureオプションに追加する必要があります。 PHP 7.4.0 以降、 --with-png-dir--with-zlib-dir は削除されました。 libpngzlib は必須になっています。
xpm XPMをサポートするには--with-xpm-dir=DIR を指定します。必要なライブラリをconfigureが見つけられなかった場合は X11ライブラリのパスを追加してください。 PHP 7.4.0 以降では、 --with-xpm を代わりに使って下さい。
webp webp をサポートするには --with-webp-dir=DIR を追加してください。 PHP 7.4.0 以降では、 --with-webp を代わりに使って下さい。

注意: libpng と共に PHP をコンパイルする際、GD ライブラリとリンクされる同じバージョンを使用する必要があります。

GDがより多くのフォントを扱えるようにするには --with-XXXXのような形のオプションを指定します。

サポートされるフォントライブラリ
フォントライブラリ configure オプション
FreeType 2 FreeType 2 をサポートするには --with-freetype-dir=DIRを指定します。 PHP 7.4.0 以降では、pkg-config に依存しているので、 --with-freetype を代わりに使ってください。
ネイティブ TrueType 文字列関数 ネイティブな TrueType 文字列関数 をサポートするには --enable-gd-native-ttfを指定します (これは PHP 7.2.0 で削除されました。)

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