アトリビュートの文法は、複数の部分からなります。
まず最初に、アトリビュートの宣言は常に #[
で始まり、
それに対応する ]
で囲みます。
その内部では、ひとつ以上のアトリビュートが並び、それぞれをカンマで区切ります。
アトリビュートの名前は、
名前空間の基礎 で説明している
非修飾名、修飾名、完全修飾名が指定できます。
アトリビュートの引数はオプションですが、
括弧 ()
で囲みます。
アトリビュートの引数はリテラル値か、定数式のみが指定できます。
位置を指定した引数と、名前付き引数の両方が使えます。
アトリビュートの名前と引数は、 アトリビュートのインスタンスがリフレクションAPIから要求された際、 クラスとそのコンストラクタに渡す引数として解決されます。 よって、それぞれのアトリビュート毎にクラスが存在するはずです。
例1 アトリビュートの文法
<?php
// a.php
namespace MyExample;
use Attribute;
#[Attribute]
class MyAttribute
{
const VALUE = 'value';
private $value;
public function __construct($value = null)
{
$this->value = $value;
}
}
// b.php
namespace Another;
use MyExample\MyAttribute;
#[MyAttribute]
#[\MyExample\MyAttribute]
#[MyAttribute(1234)]
#[MyAttribute(value: 1234)]
#[MyAttribute(MyAttribute::VALUE)]
#[MyAttribute(array("key" => "value"))]
#[MyAttribute(100 + 200)]
class Thing
{
}
#[MyAttribute(1234), MyAttribute(5678)]
class AnotherThing
{
}