リファレンス渡し

リファレンスにより関数に変数を渡すことが可能です。この場合、関数内で その引数を修正可能になります。構文は次のようになります。

<?php
function foo(&$var)
{
    
$var++;
}

$a=5;
foo($a);
// $a はここでは 6 です
?>

注意: 関数コールの際には、リファレンス記号がないことに注意してください。 関数定義にのみリファレンス記号があります。リファレンスで正しく引数を 渡すには、関数定義のみで十分です。

次のものはリファレンスで渡すことが可能です。

  • 変数、すなわち、foo($a)
  • 関数から返されるリファレンスは、次のようになります。

    <?php
    function foo(&$var)
    {
        
    $var++;
    }
    function &
    bar()
    {
        
    $a 5;
        return 
    $a;
    }
    foo(bar());
    ?>
    リファレンスによる 戻り値 に関する説明も参照ください。

他の式は、結果が未定義となるため、リファレンスで渡すべきではありません。 例えば、リファレンスで渡す次の例は、無効です。

<?php
function foo(&$var)
{
    
$var++;
}
function 
bar() // & がないことに注意
{
    
$a 5;
    return 
$a;
}
foo(bar()); // notice が発生

foo($a 5); // 式、変数ではない
foo(5); // 致命的なエラーが発生する

class Foobar
{
}

foo(new Foobar()) // PHP 7.0.7 以降は E_NOTICE が発生
                  // Notice: Only variables should be passed by reference
?>

関連キーワード:  リファレンス, 関数, 渡し, 変数, 注意, 記号, 定義, 修正, 構文, コール