(PHP 5, PHP 7, PHP 8)
mysqli::options -- mysqli_options — オプションを設定する
オブジェクト指向型
$option
, string|int $value
): bool手続き型
接続に関する追加オプションを設定し、 接続の振る舞いに影響を与えるために使用します。
この関数は、いくつかのオプションを設定して複数回コールされることがあります。
mysqli_options() は、 mysqli_init() がコールされた後、 mysqli_real_connect() の前にコールしなければなりません。
link
手続き型のみ: mysqli_connect() あるいは mysqli_init() が返す mysqliオブジェクト。
option
指定するオプション。以下の値のいずれかです。
名前 | 説明 |
---|---|
MYSQLI_OPT_CONNECT_TIMEOUT |
接続のタイムアウト秒数 |
MYSQLI_OPT_READ_TIMEOUT |
コマンドの実行結果が返ってくるまでのタイムアウト秒数。PHP 7.2.0 以降で利用可能です。 |
MYSQLI_OPT_LOCAL_INFILE |
LOAD LOCAL INFILE の使用可/不可。 |
MYSQLI_INIT_COMMAND |
MySQL サーバーへの接続後に実行するコマンド。 |
MYSQLI_SET_CHARSET_NAME |
文字コードのデフォルト値 |
MYSQLI_READ_DEFAULT_FILE |
my.cnf の代わりに、指定した名前のファイルから 設定を読み込みます。 mysqlnd ではサポートされていません。 |
MYSQLI_READ_DEFAULT_GROUP |
my.cnf の指定した名前のグループ、あるいは
MYSQL_READ_DEFAULT_FILE で指定したファイルから
設定を読み込みます。
mysqlnd ではサポートされていません。
|
MYSQLI_SERVER_PUBLIC_KEY |
RSA 公開鍵ファイル。SHA-256 ベースの認証で使います。 PHP 5.5.0 以降で利用可能です。 |
MYSQLI_OPT_NET_CMD_BUFFER_SIZE |
内部のコマンド/ネットワークバッファのサイズ。 mysqlnd でのみ有効です。 |
MYSQLI_OPT_NET_READ_BUFFER_SIZE |
MySQL コマンドパケットのボディを読み込むときの、読み込みチャンクの最大バイト数。 mysqlnd でのみ有効です。 |
MYSQLI_OPT_INT_AND_FLOAT_NATIVE |
integer 型と float 型のカラムを PHP の数値に変換します。 mysqlnd でのみ有効です。 |
MYSQLI_OPT_SSL_VERIFY_SERVER_CERT |
サーバの証明書を検証するかしないかを指定します。 |
value
オプションに設定する値。
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
mysqli_real_connect() を参照ください。
注意:
MySQLnd は常に、サーバーのデフォルト文字セットを想定しています。この文字セットは接続時の ハンドシェイク/認証 のときに送信され、これを mysqlnd が使います。
Libmysqlclient が使うデフォルトの文字セットは my.cnf で設定したものです。あるいは明示的に mysqli_options() をコールして設定することもできます。 これは、mysqli_init() のあとで mysqli_real_connect() を実行する前にコールします。