OPcache は共有ライブラリ形式の拡張モジュールとしてしかコンパイルできません。 --disable-all を指定してデフォルトでコンパイルされる拡張モジュールを無効にしている場合は、OPcache が利用可能になるように --enable-opcache オプションを使って PHP をコンパイルしなければいけません。
いったんコンパイルすると、zend_extension 設定ディレクティブを使って OPcache を PHP にロードできます。これは zend_extension=/full/path/to/opcache.so
という設定で行えます。Windows の場合は zend_extension=C:\path\to\php_opcache.dll
を使います。
注意:
OPcache を » Xdebug と一緒に使う場合は、OPcache を Xdebug より前にロードさせなければいけません。
良好なパフォーマンスを得るために、一般的に推奨される設定は次の通りです。
opcache.memory_consumption=128 opcache.interned_strings_buffer=8 opcache.max_accelerated_files=4000 opcache.revalidate_freq=60 opcache.fast_shutdown=1 opcache.enable_cli=1
opcache.save_comments を無効にし、 opcache.enable_file_override を有効にしたいと思うかもしれませんが、この設定を行う前に実運用環境であなたのコードを必ずテストするようにしてください。なぜなら、この設定は特にドキュメント向けのコメントやアノテーションを使っている場合に、既存のフレームワークやアプリケーションが壊れることが既知の現象としてあるからです。
Windows では、 opcache.file_cache_fallback を有効にすべきです。 かつ、既に存在し、書き込み可能なディレクトリを opcache.file_cache に設定すべきです。
OPcache がサポートしている設定ディレクティブの完全なリストは 実行時設定 のページにあります。