(PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PHP 8)
SQLite3::createFunction — SQL のスカラー関数として使用する PHP 関数を登録する
$name
,$callback
,$argCount
= -1,$flags
= 0SQL のスカラー関数として使用する PHP 関数を登録します。 これは SQL 文の中で使用されるものです。
name
作成あるいは再定義したい SQL 関数の名前。
callback
コールバックとして指定する、 PHP の関数あるいはユーザー定義関数の名前。 これが SQL 関数の振る舞いを定義します。
この関数は、以下のように定義されるべきです:
value
SQL 関数に渡される最初の引数
values
SQL 関数に渡されるふたつめ以降の引数
argCount
SQL 関数が受け取るパラメータの数。
-1
を指定すると、SQL 関数は任意の数の引数を受け取るようになります。
flags
フラグのビット単位の組み合わせ。
現状では、
SQLITE3_DETERMINISTIC
だけがサポートされています。
これは、単一のSQLの範囲の中では、同じ入力を与えると常に同じ結果が返るということを指定します。
関数の作成に成功した場合に true
、失敗した場合に false
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
7.1.4 |
flags パラメータが追加されました。
|
例1 SQLite3::createFunction() の例
<?php
function my_udf_md5($string) {
return md5($string);
}
$db = new SQLite3('mysqlitedb.db');
$db->createFunction('my_udf_md5', 'my_udf_md5');
var_dump($db->querySingle('SELECT my_udf_md5("test")'));
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
string(32) "098f6bcd4621d373cade4e832627b4f6"