よくある質問と回答

[更新: 2021年7月19日]

「さくらのモノプラットフォーム」βテストに対するよくある質問と回答です。

正式サービス提供時の情報につきましては整い次第、追って情報を公開いたします。

サービスの全体像について

サービスはどうすれば利用できますか?

現在、さくらのモノプラットフォームはクローズドβテストとして、評価ボードからの接続でご利用いただくことができます。 評価ボードおよび検証用の環境は さくらのモノプラットフォーム クローズドβテスト無料申し込みフォーム よりβテストにお申込みいただいた方に提供しております。

ご利用を希望される場合、リンク先に記載されるクローズドβテスト応募要件をご確認のうえ、お申し込みをお願いいたします。

βテストで利用料金は請求されますか?

いいえ、βテストにおいては、検証用の会員IDおよびユーザーコードを発行し貸与させていただくため、ご利用料金はいただきません。 関連する対象のユーザーコードにおいては「さくらのクラウド」「さくらのセキュアモバイルコネクト」を含め、「さくらのモノプラットフォーム」のご利用には課金されることなくご利用いただけます。

ただし、作成されたリソースや通信量が検証の範囲を超えると判断された場合、ご利用状況を確認させていただいたり、対象となるリソースの削除をさせていただく場合がございます。

また、βテスト終了時には作成いただいた環境はすべて削除させていただきます。保有の会員IDでの再構築および移行は必要に応じてご自身で行っていただきますので予めご了承ください。

一切技術がわからなくてもサービスを使って開発できますか?​

いいえ、さくらのモノプラットフォームはデバイスやWebアプリケーションに一定の理解を持つ技術者が利用して開発することを想定しています。

開発にはIoTに必要な技術要素をすべて知っている必要がありますか?

いいえ、複雑になりやすいデバイスとクラウドサービス間をサービス化しているため、従来のIoTサービスの開発のように要素技術すべてを理解する必要はありません。

また、今後はパートナリングにより一部開発技術をアウトソーシングいただけるように検討しております。

IoTサービスの開発をさくらインターネットに依頼できますか?

いいえ、要件定義やデバイスの個別開発といったIoTサービスのシステムインテグレーションサービスはお受けしておりません。

さくらのモノプラットフォームのご提供範囲はPlatform as a Service(PaaS)としてのサービス提供および情報公開までとなります。

IoTクラウドコアについて

WebSocket以外のサービスアダプタは使えますか?

サービスアダプタは現在は弊社作成済みのWebSocketのみ利用可能ですが、βテスト期間中に順次拡充予定です。 WebSocketに加えてOutgoing WebhookおよびIncoming Webhookについては正式版リリースまでにはご利用いただけるようにする予定です。

その他プロトコルやメガクラウドサービスに対応したサービスアダプタは提供含め検討を行っております。

クラウドからデバイスへの下り方向の通信はできますか?

現在は提供しておりませんが、βテスト期間中に順次ご利用いただけるようにする予定です。

さくらのセキュアモバイルコネクトで提供される機能はすべて使えますか?

いいえ、さくらのモノプラットフォームではプラットフォームとしての安全性や技術仕様を考慮し、一部機能を制限しております。

通信するキャリアはデバイス選定時に決めるのでしょうか?

いいえ、デバイス自身の制約により通信するキャリアが制限される場合を除き、さくらのモノプラットフォームを利用する際には任意の通信経路をご選択いただくことができます。

現時点ではサンプルファームウェアはソフトバンク回線のみを利用していますが、今後さくらのセキュアモバイルコネクトを利用するうえではその他のキャリアも選択しご利用いただけるようにする予定です。

また、さらに将来的にはモバイル網に限らずWi-Fiや有線といったインターネット経由でもさくらのモノプラットフォームをご利用いただけるようにする予定です。

設計情報(ハードウェア/ファームウェア)について

評価ボードにSIMカードは搭載されていますか?

はい、さくらのセキュアモバイルコネクトのチップ型SIM(MFF2)を搭載しております。 そのため、評価ボードのお客様側で別途SIMカードをご用意いただく必要はありません。

なお、SIMはさくらのセキュアモバイルコネクトで提供されているものと同一です。

評価ボードの各種情報(回路図/実装図/ガーバーデータ)は公開されますか?

はい、回路図・実装図・ガーバーデータ等は公開予定です。 お客様は公開された情報を元に自由にボードの作成や利用だけでなく、販売やご自身の用途に合わせた変更を行っていただくことができます。

評価ボードは購入できますか?

いいえ、さくらのモノプラットフォームにおいて評価ボードは弊社からサンプルとして提供させていただくに留めており、一定の台数以上が必要となる場合は原則としてお客様自身で設計情報をもとに製造いただく必要があります。

ただし、将来的に弊社以外の企業にて評価ボードもしくは評価ボードをもとにした類似のボードを製造および販売いただけるよう別途検討を進めております。

評価ボードでGNSSは利用できますか?

評価ボード内のモデムにはGNSSが搭載されていますが、弊社としてサポートはいたしません。 今後サンプルファームウェアおよびサンプルプログラムの提供は行う場合においても、お客様の判断にて検証およびご利用をお願いいたします。

評価ボードに搭載されるNordic Semiconductor社のモデムの調達はできますか?

はい、代理店をご紹介できる体制をご用意しております。詳しくは 弊社サポート窓口 へお問い合わせください。

アンテナ回りの基板設計に関する情報は提供されますか?

いいえ、弊社からの情報提供は行っておりません。モデムベンダーが提供する資料をご参照ください。

独自基板を試作する場合、テスト用SIMを提供してもらえますか?

さくらのモノプラットフォームで使用するSIMはさくらのセキュアモバイルコネクトで提供されるSIMと同一であるため、原則として独自基板でのテストを実施いただく場合はご購入いただく必要があります。

ただし、何らかの事情によりSIMの提供を希望される場合は 弊社サポート窓口 までご相談ください。

ユーザ側はSSL証明書などを意識する必要はありますか?

いいえ、必要なルート証明書等はβテストのサンプルファームウェアに内蔵されておりますので、サンプルファームウェアをご利用いただく限りにおいては特に意識する必要はございません。

ただし、お客様ご自身でファームウェアを作成される場合は弊社提供のルート証明書を導入いただく必要があります。ルート証明書の情報は今後マニュアル等で提供予定です。

評価ボードのファームウェア更新はどのように行いますか?

評価ボードのサンプルファームウェアにおいてはオンラインアップデート機能を提供しています。詳細はそれぞれのFOTA実行方法をご参照ください。

お客様独自のファームウェアを書き込みいただく場合は、以下URLから各ボードのハードウェア仕様書を御覧ください。

評価ボード内のファームウェアを書き換えることで、通常のさくらのセキュアモバイルコネクト搭載デバイスとして利用できますか?

はい、評価ボードは純粋なモデム搭載ボードとしてもご利用いただくことができ、お客様ご自身で評価ボードで動作する独自のファームウェアおよびプログラムをご用意いただくことで、さくらのセキュアモバイルコネクトとしてご利用いただくことができます。

ただし、弊社より独自ファームウェア開発のご支援はサポート範囲外となりますので予めご了承ください。 また、書き換えに必要となる機材はお客様ご自身でご用意いただく前提となります。

市販のモデム搭載ボードでさくらのモノプラットフォームに接続することはできますか?

はい、弊社が提供するサンプルのファームウェアおよびプログラムを移植し、対象ボードで動作する独自のファームウェアおよびプログラムをご用意いただくことで接続、ご利用いただくことができます。

ただし、βテストの段階では大幅な仕様変更の発生も想定されるため、それらの対応が発生しうることを予めご了承ください。

sakura.ioとの互換性について

sakura.ioとの互換性はありますか?

いいえ、ファームウェア、送受信データ形式、ともに互換性はございません。

デバイスについては別途提供する2種類の評価ボード(SCO-M5SNRF9160,SCM-LTEM1NRF)のいずれかを元にM5StackやNucleoといったsakura.ioとは異なるマイコンボードを元にお試しいただきます。

送受信データについてはJSON形式は踏襲いたしますが、データ構造は見直されています。詳細は データフォーマット をご参照ください。

sakura.ioでは管理API がありましたが、今回も同様のAPIは提供されますか?

はい、現在は提供しておりませんが、順次ご利用いただけるようにする予定です。

その他について

βテストの会員ID/ユーザーコードを使ってさくらのクラウドで接続検証用のサーバーを作成しても良いですか?

はい、本βテストに関連したサーバー等のリソースを作成いただくことは問題ありません。

ただし、弊社の想定を超えるご利用が確認された場合、ご利用状況の確認や停止をさせていただく場合がございます。

また、βテスト終了時には貸与した環境上に作成されたリソースはすべて削除いたします。 必要な場合はお客様ご自身で保有の環境に移行いただきますので予めご了承ください。