F-RevoCRM¶
[更新: 2021年3月4日
マーケットプレイスで提供する国産オープンソースCRM「F-RevoCRM」についてのページです。
概要¶

F-RevoCRM は シンキングリード株式会社 が開発するオープンソースのCRM(顧客管理ツール)です。オープンソースのためライセンス料金が発生せず、利用する環境に合わせて自由にカスタマイズを行えます。また、日本国内で開発が進められているため、画面やドキュメントなどの日本語対応のほか、オプションとなる有償サポートも日本語で行えるため企業ユースにおいても安心してご利用いただけます。
さくらのクラウドではF-RevoCRMをスタートアップスクリプトとして提供し、お客様環境内にすばやく導入することが可能です。
注釈
F-RevoCRMの詳しい情報は 公式サイト をご覧ください。
動作環境¶
F-RevoCRMはスタートアップスクリプトとして提供されるため、お客様管理のもとで動作させるサーバの作成が必要となります。サーバ作成時は以下の推奨スペックに応じたプランのサーバを作成してください。
利用者数 | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|
10ユーザ程度 | 2コア | 4GB | 20GB |
50ユーザ程度 | 4コア | 8GB | 30GB |
100ユーザ程度 | 8コア | 16GB | 40GB |
50ユーザ以上でのご利用の場合や、データ件数が10万件以上になる場合など、バックエンドで動作するMySQLのパラメータ調整が必要となる場合があります。また、F-RevoCRMに大量のファイル添付を行う場合は推奨スペックよりも多くのストレージ容量が必要になることがあります。詳しくは F-RevoCRM公式サイト を参照ください。
作成手順¶
サーバ作成時に スタートアップスクリプト でF-RevoCRMを選択することで、サーバ作成後のOS初回起動時に自動的にスクリプトが実行され、サーバ内にインストールされます。

注釈
ベースのOSはCentOS7系の各バージョンから選択いただけます。F-RevoCRMだけを動作させるため互換性に問題は生じないなど、特に必要のない場合は最新バージョンの導入を推奨します。
サーバの作成が完了すると、初回のOS起動時にF-RevoCRMインストール用のスクリプトが動作します。インストール作業が完了する10分後程度を目安にブラウザで http://サーバのIPアドレス/crm/
にアクセスし、ログイン画面が表示されることを確認します。

初期ユーザ名: admin
、初期パスワード admin
を入力してログインします。
システム管理者パスワードの変更¶
初回ログイン後は必ずシステム管理者パスワードを変更してください。右上の「システム管理者」メニューをクリックし、「個人設定」を選択します。

右上の「パスワードの変更」ボタンをクリックすることで変更画面が表示されます。

注意事項¶
- 初期インストール後はセキュリティ設定が十分にされていないため、利用開始前にセキュリティ設定を必ず行ってください。
- SSLによる暗号化を行う場合は動作サーバのWebサーバにてSSL化を行うか、 エンハンスドロードバランサ によりSSL接続終端処理を行うことをご検討ください。
- バックエンドデータベースのrootパスワードはサーバ内の /var/log/mysqld.log を確認ください。
F-RevoCRMのライセンス¶
VPL(Vtiger Public License)を採用しています。ソースコードを改変等した場合、公開の義務が発生します。それ以外のユーザー数等の制限はありません。
F-RevoCRMの保守サポート¶
開発元の シンキングリード株式会社 では、お客様に代わりセキュリティ設定等を行う「サポートサービス契約(有料)」をご用意しております。サポートや導入支援は別途契約が必要です。詳細は お問い合わせ窓口 までお問い合わせください。