スタティックルート設定

[更新: 2018年2月1日]

モバイルゲートウェイのスタティックルート機能についての説明です。

1. 概要

スタティックルート機能は、指定したIPアドレスブロックのネクストホップを、モバイルゲートウェイ配下にある任意の機器のIPアドレスに設定できる機能です。

この機能により、インターフェース接続時に指定するIPアドレスブロックとは別のIPアドレスブロックに対してもルーティング設定が行えるようになり、より柔軟なネットワーク構成が行えるようになります。

また、 ハイブリッド接続 サービスを利用すると、さくらのクラウド以外のサービス内に構築したプライベートネットワークを、さくらのクラウドのモバイルゲートウェイ配下のネットワークとして機能させることも可能です。

2. 設定の手順

例として、以下の構成図の条件でスタティックルートを設定する場合の手順です。

プリフィックス ネクストホップ
192.168.100.0/24 172.31.0.1

スタティックルートでこのプリフィックスとネクストホップ設定を行うと、モバイルゲートウェイ外部からの通信は、172.31.0.1のサーバを経由し、192.168.100.0/24のネットワークへと通信が可能になります。

※ネクストホップに指定したサーバでは、別途、各インタフェース間をパケット通過させるなどのネットワーク設定が必要です

「スタティックルート」設定の追加

設定したいモバイルゲートウェイの設定画面より、「スタティックルート」タブを選択します。設定されているスタティックルート設定のリストが表示されるので、新たに追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。

ダイアログボックスが表示されるので、「プリフィックス」と「ネクストホップ」を入力し、「追加」ボタンをクリックします。

正常に追加されると、スタティックルートの設定リストに表示されます。追加後、右上の「反映」ボタンをクリックし、設定内容を反映します。

※リスト右側の鉛筆アイコンをクリックし、設定内容を編集します。また、削除アイコンでエントリを削除できます。
※ネクストホップに指定するIPアドレスは、いずれかのインターフェース設定で指定されたIPアドレスブロック内に存在する必要があります。