マイグレーション (Migrations) は、Django でモデルに対して行った変更 (フィールドの追加やモデルの削除など) をデータベーススキーマに反映させる方法です。大抵のマイグレーションは自動で行われるものの、いつマイグレーションが作られ、いつ実行され、どんな問題がよく起こるのかは、知っておいた方がいいでしょう。
マイグレーションと Django のデータベーススキーマの操作に関わる時によく使うコマンドを、いくつか挙げておきましょう。
migrate
は、マイグレーションを適用したり、適用をキャンセルするのに使います。makemigrations
は、モデルに対して行った変更をもとに、新しいマイグレーションを作成します。sqlmigrate
は、マイグレーションに対応する SQL 文を表示します。showmigrations
は、プロジェクトのマイグレーションとそのステータスをリストします。マイグレーションというのは、データベーススキーマに対するバージョン管理システムのようなものです。makemigrations
はモデルの変更点を1つのマイグレーションファイルにパッケージングし(コミットのようなものです)、migrate
はその変更点をデータベースに適用する、というわけです。
各アプリのマイグレーションファイルはそのアプリの "migrations" ディレクトリの中に保管され、コードベースの一部としてコミットされ、配布されるようにデザインされています。いったん開発用マシンでマイグレーションファイルが作成されれば、その後、チームメンバーのマシンやステージング環境のマシン上で同一のマイグレーションが行われ、最終的にプロダクション環境でも同じマイグレーションが行われます。
注釈
アプリのパッケージの名に migrations が含まれ、上書きされてしまう場合には、設定ファイルの MIGRATION_MODULES
を修正してください。
マイグレーションが同じデータセットに同じ方法で実行され、一貫した結果を生み出すということは、開発環境やステージング環境下で目にする結果が、プロダクション環境下でも全く同じになるということです。
Django will make migrations for any change to your models or fields - even options that don't affect the database - as the only way it can reconstruct a field correctly is to have all the changes in the history, and you might need those options in some data migrations later on (for example, if you've set custom validators).
マイグレーションは Django で標準で利用できるすべてのバックエンドに対応しています。サードパーティ製のバックエンドでも、プログラムからのスキーマの変更の操作(SchemaEditor クラスで実行される)に対応していれば大丈夫です。
しかし、スキーマのマイグレーションは、データベースによってが得手・不得手があります。注意点を以下で説明します。
PostgreSQL is the most capable of all the databases here in terms of schema support.
The only caveat is that prior to PostgreSQL 11, adding columns with default
values causes a full rewrite of the table, for a time proportional to its size.
For this reason, it's recommended you always create new columns with
null=True
, as this way they will be added immediately.
MySQL はスキーマの変更操作周りのトランザクションをサポートしていません。つまり、マイグレーションの適用が失敗した場合には、手動で変更点を調べあげ、やり直さなければならないということです (過去の時点にロールバックすることは不可能ということです)。
さらに、MySQL はほとんどすべてのスキーマ操作でテーブル全体を書き直すため、カラムを追加・削除するたびに、一般にテーブルの行数に比例した時間がかかってしまいます。遅いハードでは、この操作に100万行あたり1分以上もかかってしまうため、たった数100万行のテーブルに数カラムを追加するだけで、サイトを10分以上ロックすることになります。
したがって、MySQL にはカラムやテーブルやインデックスの長さに比較的短い制限があり、インデックスが作られたカラムの結合後のサイズにも制限があります。つまり、他のバックエンドでは可能なインデックスであっても、MySQL では作成に失敗してしまうことがあるということです。
SQLite はビルトインのスキーマ変更操作をほとんどサポートしていません。そのため、Django は以下のようにしてスキーマの変更動作をエミュレートします。
この方法で大抵はうまくいきますが、遅かったりたまにテーブルが壊れてしまうことがあります。そのため、SQLite をプロダクション環境で使用するのは、このリスクと制限を十分理解している場合以外には、おすすめしません。Django がデフォルトで SQLite を使用しているのは、開発者が SQLite をローカルマシンでかんたんに実行できるようにすることで、本格的なデータベースがなくても Django のプロジェクトが開発できるようにして、複雑さを除くようにデザインされているからです。
Django can create migrations for you. Make changes to your models - say, add a
field and remove a model - and then run makemigrations
:
$ python manage.py makemigrations
Migrations for 'books':
books/migrations/0003_auto.py:
- Alter field author on book
すると、あなたが書いたモデルがスキャンされ、現在のバージョンのマイグレーションファイルに記録されているモデルと比較されます。この時、makemigrations
があなたが何を変更したと考えているのかを理解するために、出力をよく読んでください。不完全だったり、意図したよりも複雑な結果が表示されるかもしれません。
問題なく新しいマイグレーションファイルが生成されたら、期待通りに変更が行われるように、データベースに適用します
$ python manage.py migrate
Operations to perform:
Apply all migrations: books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Applying books.0003_auto... OK
マイグレーションを適用したら、マイグレーションとモデルの変更をバージョン管理システムに1つのコミットとしてコミットしましょう。こうすることで、他の開発者 (やプロダクションサーバー) がコードをチェックアウトした時に、モデルの変更とマイグレーションの適用を同時に実行することができます。
マイグレーションに、自動生成された名前ではなく、意味のある名前を与えたければ、makemigrations --name
オプションが使えます。
$ python manage.py makemigrations --name changed_my_model your_app_label
マイグレーションはバージョン管理システムに保管されるため、あなたがマイグレーションをコミットしたのと同じアプリに、同じタイミングで、他の開発者もマイグレーションをコミットしてしまい、結果として同じ数字のマイグレーションが2つできてしまう、というシチュエーションに遭遇するかもしれません。
でも、大丈夫。マイグレーションの数字は開発者が参考にするために付けられているだけなのです。Django が気にするのは、マイグレーションの名前が異なっているかどうかだけです。マイグレーションはファイルの中で、自分が依存している他のマイグレーション (同じアプリの過去のマイグレーションを含む) を明記しています。そのため、同じアプリへの2つの順序関係がない新しいマイグレーションが存在していれば、それらをちゃんと検出できます。
このような状況が起きた場合、Django はいくつかの選択肢を提示します。それを読んで十分安全だと判断できれば、2つのマイグレーションを自動的に2つの連続するマイグレーションに変更してくれます。そうでなければ、マイグレーションファイルを自分で修正する必要があります。でも、難しくないので心配はいりません。詳しくは、下の マイグレーションファイル で説明しています。
On databases that support DDL transactions (SQLite and PostgreSQL), all migration operations will run inside a single transaction by default. In contrast, if a database doesn't support DDL transactions (e.g. MySQL, Oracle) then all operations will run without a transaction.
You can prevent a migration from running in a transaction by setting the
atomic
attribute to False
. For example:
from django.db import migrations
class Migration(migrations.Migration):
atomic = False
It's also possible to execute parts of the migration inside a transaction using
atomic()
or by passing atomic=True
to
RunPython
. See
非アトミックのマイグレーション for more details.
While migrations are per-app, the tables and relationships implied by
your models are too complex to be created for one app at a time. When you make
a migration that requires something else to run - for example, you add a
ForeignKey
in your books
app to your authors
app - the resulting
migration will contain a dependency on a migration in authors
.
This means that when you run the migrations, the authors
migration runs
first and creates the table the ForeignKey
references, and then the migration
that makes the ForeignKey
column runs afterward and creates the constraint.
If this didn't happen, the migration would try to create the ForeignKey
column without the table it's referencing existing and your database would
throw an error.
This dependency behavior affects most migration operations where you
restrict to a single app. Restricting to a single app (either in
makemigrations
or migrate
) is a best-efforts promise, and not
a guarantee; any other apps that need to be used to get dependencies correct
will be.
Apps without migrations must not have relations (ForeignKey
,
ManyToManyField
, etc.) to apps with migrations. Sometimes it may work, but
it's not supported.
Migrations are stored as an on-disk format, referred to here as "migration files". These files are actually normal Python files with an agreed-upon object layout, written in a declarative style.
基本的なマイグレーションファイルは、次のような形式です。
from django.db import migrations, models
class Migration(migrations.Migration):
dependencies = [('migrations', '0001_initial')]
operations = [
migrations.DeleteModel('Tribble'),
migrations.AddField('Author', 'rating', models.IntegerField(default=0)),
]
Django が (Python モジュールとして) マイグレーションファイルを読み込んだ時に最初に探すのは、Migration
という名前の django.db.migrations.Migration
のサブクラスです。そして、このサブクラスの4つの属性を調べますが、ほとんど場合に使われるのは、次の2つの属性です。
dependencies
は、このマイグレーションが依存する他のマイグレーションのリストです。operations
は、このマイグレーションが行う操作を定義している Operation
クラスのリストです。operations がポイントです。これは、宣言的な命令の集まりで、Django にどんなスキーマの変更が必要かを教えます。Django はそれらをスキャンして、全アプリへのスキーマの変更を完全に表現するデータ構造をメモリ上に作り上げ、これを利用して、Django スキーマを実際に変化させる SQL 文を生成します。
この時に作られるメモリ上のデータ構造は、新しいモデルと現在のマイグレーションの状態の差分を計算するのにも使われます。Django は、メモリ上のモデルの集まりのすべての変更点を順番にたどってゆき、最後に makemigrations
した時のモデルの状態を理解します。そして、そのモデルと models.py
ファイルにあるモデルとを比較し、行った変更に対して作業を行うのです。
ごく稀にマイグレーションファイルを手で修正しなければならないことがありますが、必要があればすべて手で書くことも特に難しい作業ではありません。複雑なデータベース操作の中には自動的には検出できないものもあり、その場合にはマイグレーションを手で書くことが必須になることがあります。でも必要な場合には、自分の手で書くのを怖がらないでくださいね。
すでにマイグレートしたカスタムのフィールドの位置引数の数を変更しようとすると、TypeError
が発生してしまします。古いマイグレーションは、修正した __init__
メソッドを古い引数で呼んでしまいます。そこで、新しい引数が必要な場合は、キーワード引数を作り、コンストラクタ内に assert 'argument_name' in kwargs
のような一文を追加してください。
オプションとして、マネージャをマイグレーションにシリアライズして、RunPython
の中で使えるようにすることができます。それには次のように、マネージャクラスの中で use_in_migrations
属性を定義します。
class MyManager(models.Manager):
use_in_migrations = True
class MyModel(models.Model):
objects = MyManager()
もし from_queryset()
関数で動的に生成されたマネージャクラスを使うなら、インポートできるように生成されたクラスを継承する必要があります。
class MyManager(MyBaseManager.from_queryset(CustomQuerySet)):
use_in_migrations = True
class MyModel(models.Model):
objects = MyManager()
それに伴う影響については、マイグレーションにおける Historical models のメモも参考にしてください。
Migration.
initial
¶The "initial migrations" for an app are the migrations that create the first version of that app's tables. Usually an app will have one initial migration, but in some cases of complex model interdependencies it may have two or more.
Initial migrations are marked with an initial = True
class attribute on the
migration class. If an initial
class attribute isn't found, a migration
will be considered "initial" if it is the first migration in the app (i.e. if
it has no dependencies on any other migration in the same app).
When the migrate --fake-initial
option is used, these initial
migrations are treated specially. For an initial migration that creates one or
more tables (CreateModel
operation), Django checks that all of those tables
already exist in the database and fake-applies the migration if so. Similarly,
for an initial migration that adds one or more fields (AddField
operation),
Django checks that all of the respective columns already exist in the database
and fake-applies the migration if so. Without --fake-initial
, initial
migrations are treated no differently from any other migration.
As previously discussed, you may need to linearize migrations manually when two
development branches are joined. While editing migration dependencies, you can
inadvertently create an inconsistent history state where a migration has been
applied but some of its dependencies haven't. This is a strong indication that
the dependencies are incorrect, so Django will refuse to run migrations or make
new migrations until it's fixed. When using multiple databases, you can use the
allow_migrate()
method of database routers to control which databases
makemigrations
checks for consistent history.
New apps come preconfigured to accept migrations, and so you can add migrations
by running makemigrations
once you've made some changes.
If your app already has models and database tables, and doesn't have migrations yet (for example, you created it against a previous Django version), you'll need to convert it to use migrations by running:
$ python manage.py makemigrations your_app_label
This will make a new initial migration for your app. Now, run python
manage.py migrate --fake-initial
, and Django will detect that you have an
initial migration and that the tables it wants to create already exist, and
will mark the migration as already applied. (Without the migrate
--fake-initial
flag, the command would error out because the tables it wants
to create already exist.)
Note that this only works given two things:
Migrations can be reversed with migrate
by passing the number of the
previous migration. For example, to reverse migration books.0003
:
$ python manage.py migrate books 0002
Operations to perform:
Target specific migration: 0002_auto, from books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0003_auto... OK
...\> py manage.py migrate books 0002
Operations to perform:
Target specific migration: 0002_auto, from books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0003_auto... OK
If you want to reverse all migrations applied for an app, use the name
zero
:
$ python manage.py migrate books zero
Operations to perform:
Unapply all migrations: books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0002_auto... OK
Unapplying books.0001_initial... OK
...\> py manage.py migrate books zero
Operations to perform:
Unapply all migrations: books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0002_auto... OK
Unapplying books.0001_initial... OK
A migration is irreversible if it contains any irreversible operations.
Attempting to reverse such migrations will raise IrreversibleError
:
$ python manage.py migrate books 0002
Operations to perform:
Target specific migration: 0002_auto, from books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0003_auto...Traceback (most recent call last):
django.db.migrations.exceptions.IrreversibleError: Operation <RunSQL sql='DROP TABLE demo_books'> in books.0003_auto is not reversible
...\> py manage.py migrate books 0002
Operations to perform:
Target specific migration: 0002_auto, from books
Running migrations:
Rendering model states... DONE
Unapplying books.0003_auto...Traceback (most recent call last):
django.db.migrations.exceptions.IrreversibleError: Operation <RunSQL sql='DROP TABLE demo_books'> in books.0003_auto is not reversible
When you run migrations, Django is working from historical versions of your
models stored in the migration files. If you write Python code using the
RunPython
operation, or if you have
allow_migrate
methods on your database routers, you need to use these
historical model versions rather than importing them directly.
警告
If you import models directly rather than using the historical models, your migrations may work initially but will fail in the future when you try to re-run old migrations (commonly, when you set up a new installation and run through all the migrations to set up the database).
This means that historical model problems may not be immediately obvious. If you run into this kind of failure, it's OK to edit the migration to use the historical models rather than direct imports and commit those changes.
Because it's impossible to serialize arbitrary Python code, these historical
models will not have any custom methods that you have defined. They will,
however, have the same fields, relationships, managers (limited to those with
use_in_migrations = True
) and Meta
options (also versioned, so they may
be different from your current ones).
警告
This means that you will NOT have custom save()
methods called on objects
when you access them in migrations, and you will NOT have any custom
constructors or instance methods. Plan appropriately!
References to functions in field options such as upload_to
and
limit_choices_to
and model manager declarations with managers having
use_in_migrations = True
are serialized in migrations, so the functions and
classes will need to be kept around for as long as there is a migration
referencing them. Any custom model fields
will also need to be kept, since these are imported directly by migrations.
In addition, the concrete base classes of the model are stored as pointers, so you must always keep base classes around for as long as there is a migration that contains a reference to them. On the plus side, methods and managers from these base classes inherit normally, so if you absolutely need access to these you can opt to move them into a superclass.
To remove old references, you can squash migrations or, if there aren't many references, copy them into the migration files.
Similar to the "references to historical functions" considerations described in the previous section, removing custom model fields from your project or third-party app will cause a problem if they are referenced in old migrations.
To help with this situation, Django provides some model field attributes to assist with model field deprecation using the system checks framework.
Add the system_check_deprecated_details
attribute to your model field
similar to the following:
class IPAddressField(Field):
system_check_deprecated_details = {
'msg': (
'IPAddressField has been deprecated. Support for it (except '
'in historical migrations) will be removed in Django 1.9.'
),
'hint': 'Use GenericIPAddressField instead.', # optional
'id': 'fields.W900', # pick a unique ID for your field.
}
After a deprecation period of your choosing (two or three feature releases for
fields in Django itself), change the system_check_deprecated_details
attribute to system_check_removed_details
and update the dictionary similar
to:
class IPAddressField(Field):
system_check_removed_details = {
'msg': (
'IPAddressField has been removed except for support in '
'historical migrations.'
),
'hint': 'Use GenericIPAddressField instead.',
'id': 'fields.E900', # pick a unique ID for your field.
}
You should keep the field's methods that are required for it to operate in
database migrations such as __init__()
, deconstruct()
, and
get_internal_type()
. Keep this stub field for as long as any migrations
which reference the field exist. For example, after squashing migrations and
removing the old ones, you should be able to remove the field completely.
As well as changing the database schema, you can also use migrations to change the data in the database itself, in conjunction with the schema if you want.
Migrations that alter data are usually called "data migrations"; they're best written as separate migrations, sitting alongside your schema migrations.
Django can't automatically generate data migrations for you, as it does with
schema migrations, but it's not very hard to write them. Migration files in
Django are made up of Operations, and
the main operation you use for data migrations is
RunPython
.
To start, make an empty migration file you can work from (Django will put the file in the right place, suggest a name, and add dependencies for you):
python manage.py makemigrations --empty yourappname
Then, open up the file; it should look something like this:
# Generated by Django A.B on YYYY-MM-DD HH:MM
from django.db import migrations
class Migration(migrations.Migration):
dependencies = [
('yourappname', '0001_initial'),
]
operations = [
]
Now, all you need to do is create a new function and have
RunPython
use it.
RunPython
expects a callable as its argument
which takes two arguments - the first is an app registry that has the historical versions of all your models
loaded into it to match where in your history the migration sits, and the
second is a SchemaEditor, which you can use to
manually effect database schema changes (but beware, doing this can confuse
the migration autodetector!)
Let's write a migration that populates our new name
field with the combined
values of first_name
and last_name
(we've come to our senses and
realized that not everyone has first and last names). All we need to do is use
the historical model and iterate over the rows:
from django.db import migrations
def combine_names(apps, schema_editor):
# We can't import the Person model directly as it may be a newer
# version than this migration expects. We use the historical version.
Person = apps.get_model('yourappname', 'Person')
for person in Person.objects.all():
person.name = '%s %s' % (person.first_name, person.last_name)
person.save()
class Migration(migrations.Migration):
dependencies = [
('yourappname', '0001_initial'),
]
operations = [
migrations.RunPython(combine_names),
]
Once that's done, we can run python manage.py migrate
as normal and the
data migration will run in place alongside other migrations.
You can pass a second callable to
RunPython
to run whatever logic you
want executed when migrating backwards. If this callable is omitted, migrating
backwards will raise an exception.
When writing a RunPython
function that uses models from apps other than the
one in which the migration is located, the migration's dependencies
attribute should include the latest migration of each app that is involved,
otherwise you may get an error similar to: LookupError: No installed app
with label 'myappname'
when you try to retrieve the model in the RunPython
function using apps.get_model()
.
In the following example, we have a migration in app1
which needs to use
models in app2
. We aren't concerned with the details of move_m1
other
than the fact it will need to access models from both apps. Therefore we've
added a dependency that specifies the last migration of app2
:
class Migration(migrations.Migration):
dependencies = [
('app1', '0001_initial'),
# added dependency to enable using models from app2 in move_m1
('app2', '0004_foobar'),
]
operations = [
migrations.RunPython(move_m1),
]
If you're interested in the more advanced migration operations, or want to be able to write your own, see the migration operations reference and the "how-to" on writing migrations.
You are encouraged to make migrations freely and not worry about how many you have; the migration code is optimized to deal with hundreds at a time without much slowdown. However, eventually you will want to move back from having several hundred migrations to just a few, and that's where squashing comes in.
Squashing is the act of reducing an existing set of many migrations down to one (or sometimes a few) migrations which still represent the same changes.
Django does this by taking all of your existing migrations, extracting their
Operation
s and putting them all in sequence, and then running an optimizer
over them to try and reduce the length of the list - for example, it knows
that CreateModel
and
DeleteModel
cancel each other out,
and it knows that AddField
can be
rolled into CreateModel
.
Once the operation sequence has been reduced as much as possible - the amount
possible depends on how closely intertwined your models are and if you have
any RunSQL
or RunPython
operations (which can't
be optimized through unless they are marked as elidable
) - Django will then
write it back out into a new set of migration files.
These files are marked to say they replace the previously-squashed migrations, so they can coexist with the old migration files, and Django will intelligently switch between them depending where you are in the history. If you're still part-way through the set of migrations that you squashed, it will keep using them until it hits the end and then switch to the squashed history, while new installs will use the new squashed migration and skip all the old ones.
This enables you to squash and not mess up systems currently in production that aren't fully up-to-date yet. The recommended process is to squash, keeping the old files, commit and release, wait until all systems are upgraded with the new release (or if you're a third-party project, ensure your users upgrade releases in order without skipping any), and then remove the old files, commit and do a second release.
The command that backs all this is squashmigrations
- pass it the
app label and migration name you want to squash up to, and it'll get to work:
$ ./manage.py squashmigrations myapp 0004
Will squash the following migrations:
- 0001_initial
- 0002_some_change
- 0003_another_change
- 0004_undo_something
Do you wish to proceed? [yN] y
Optimizing...
Optimized from 12 operations to 7 operations.
Created new squashed migration /home/andrew/Programs/DjangoTest/test/migrations/0001_squashed_0004_undo_something.py
You should commit this migration but leave the old ones in place;
the new migration will be used for new installs. Once you are sure
all instances of the codebase have applied the migrations you squashed,
you can delete them.
Use the squashmigrations --squashed-name
option if you want to set
the name of the squashed migration rather than use an autogenerated one.
Note that model interdependencies in Django can get very complex, and squashing
may result in migrations that do not run; either mis-optimized (in which case
you can try again with --no-optimize
, though you should also report an issue),
or with a CircularDependencyError
, in which case you can manually resolve it.
To manually resolve a CircularDependencyError
, break out one of
the ForeignKeys in the circular dependency loop into a separate
migration, and move the dependency on the other app with it. If you're unsure,
see how makemigrations
deals with the problem when asked to create
brand new migrations from your models. In a future release of Django,
squashmigrations
will be updated to attempt to resolve these errors
itself.
Once you've squashed your migration, you should then commit it alongside the
migrations it replaces and distribute this change to all running instances
of your application, making sure that they run migrate
to store the change
in their database.
You must then transition the squashed migration to a normal migration by:
replaces
attribute in the Migration
class of the
squashed migration (this is how Django tells that it is a squashed migration).注釈
Once you've squashed a migration, you should not then re-squash that squashed migration until you have fully transitioned it to a normal migration.
Migrations are Python files containing the old definitions of your models - thus, to write them, Django must take the current state of your models and serialize them out into a file.
Django はほとんどのオブジェクトをシリアライズできますが、有効な Python 表現へと単純にはシリアライズできないオブジェクトもあります。しかし、任意の値を Python のコードにデコードするような Python の標準は存在しません(repr()
は基本的な値にしか機能しませんし、import path は指定できません)。
Django がシリアル化できるのは、以下のオブジェクトです。
int
, float
, bool
, str
, bytes
, None
, NoneType
list
, set
, tuple
, dict
, range
.datetime.date
, datetime.time
, datetime.datetime
インスタンス (timezone-aware なものも含む)decimal.Decimal
インスタンスenum.Enum
インスタンスuuid.UUID
インスタンスfunctools.partial()
and functools.partialmethod
instances
which have serializable func
, args
, and keywords
values.pathlib
. Concrete paths are
converted to their pure path equivalent, e.g. pathlib.PosixPath
to
pathlib.PurePosixPath
.os.PathLike
instances, e.g. os.DirEntry
, which are
converted to str
or bytes
using os.fspath()
.LazyObject
インスタンスTextChoices
or IntegerChoices
) instances.datetime.datetime.today
) (ただし、モジュールのトップレベルのスコープにいなければならない)deconstruct()
メソッドを持つすべてのオブジェクト (以下を参照)Serialization support for pure and concrete path objects from
pathlib
, and os.PathLike
instances was added.
Django は以下のオブジェクトをシリアル化できません。
MyClass(4.3, 5.7)
)You can serialize other types by writing a custom serializer. For example, if
Django didn't serialize Decimal
by default, you could do
this:
from decimal import Decimal
from django.db.migrations.serializer import BaseSerializer
from django.db.migrations.writer import MigrationWriter
class DecimalSerializer(BaseSerializer):
def serialize(self):
return repr(self.value), {'from decimal import Decimal'}
MigrationWriter.register_serializer(Decimal, DecimalSerializer)
The first argument of MigrationWriter.register_serializer()
is a type or
iterable of types that should use the serializer.
The serialize()
method of your serializer must return a string of how the
value should appear in migrations and a set of any imports that are needed in
the migration.
deconstruct()
メソッドを追加する¶自作のカスタムクラスに deconstruct()
メソッドを実装することで、インスタンスを Django にシリアル化させることができます。このメソッドは引数を取らず、 (path, args, kwargs)
からなる3タプルを返す必要があります。
path
はクラス名を最後に含むクラスへの Python パスでなければなりません (たとえば、myapp.custom_things.MyClass
)。自作のクラスがモジュールのトップレベルで使用できない場合は、シリアル化することはできません。args
はクラスの __init__
メソッドに渡される位置引数のリストでなければなりません。このリストに含まれる要素は、それ自体でシリアル化可能である必要があります。kwargs
はクラスの __init__
メソッドに渡されるキーワード引数の dict でなければなりません。すべての値はそれ自体でシリアル化可能である必要があります。注釈
This return value is different from the deconstruct()
method
for custom fields which returns a
tuple of four items.
Django will write out the value as an instantiation of your class with the given arguments, similar to the way it writes out references to Django fields.
makemigrations
が実行されるたびに新しいマイグレーションが作成されるのを防ぐために、クラスに追加情報を与える __eq__()
メソッドも追加した方がいいでしょう。この関数は、Django のマイグレーションフレームワークが状態の変更を検出するために呼び出します。
クラスのコンストラクタのすべての引数がそれ自体でシリアル化可能である場合には、次のように django.utils.deconstruct
の @deconstructible
クラスデコレータを使うことで deconstruct()
メソッドを追加することができます。
from django.utils.deconstruct import deconstructible
@deconstructible
class MyCustomClass:
def __init__(self, foo=1):
self.foo = foo
...
def __eq__(self, other):
return self.foo == other.foo
デコレータは、コンストラクタに与えられる引数を独自の方法でキャプチャし保存しておきます。そして、deconstruct()
が呼ばれるタイミングで、保存しておいた引数を返すようにしてくれます。
もしあなたが、モデルを持つサードパーティのアプリのメンテナならば、Django の複数のバージョンをサポートするマイグレーションを入れておきたいでしょう。その場合、必ず あなたがサポートしたい Django の下限のバージョンで makemigrations
を実行するようにしてください。
マイグレーションのシステムは、Django の他のポリシーと同じく、後方互換性を持ちます。そのため、Django X.Y で生成されたマイグレーションファイルは、変更なしに Django X.Y+1 で動作します。しかし、マイグレーションのシステムは前方互換性は保証しません。新しい機能が追加され、新しいバージョンの Django でマイグレーションファイルが生成されれば、そのマイグレーションは古いバージョンでは動きません。
参考
2022年6月01日