(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
array_merge — ひとつまたは複数の配列をマージする
...$arrays
): array前の配列の後ろに配列を追加することにより、 ひとつまたは複数の配列の要素をマージし、得られた配列を返します。
入力配列が同じキー文字列を有していた場合、そのキーに関する後に指定された値が、 前の値を上書きします。しかし、配列が同じ添字番号を有していても 値は追記されるため、このようなことは起きません。
入力配列の中にある数値添字要素の添字の数値は、 結果の配列ではゼロから始まる連続した数値に置き換えられます。
arrays
マージしていく任意の数の配列のリスト。
結果の配列を返します。 引数なしで呼ばれた場合、空の array を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
7.4.0 | この関数は、引数なしでも呼び出せるようになりました。 このバージョンより前では、少なくともひとつの引数が必須でした。 |
例1 array_merge() の例
<?php
$array1 = array("color" => "red", 2, 4);
$array2 = array("a", "b", "color" => "green", "shape" => "trapezoid", 4);
$result = array_merge($array1, $array2);
print_r($result);
?>
上の例の出力は以下となります。
Array ( [color] => green [0] => 2 [1] => 4 [2] => a [3] => b [shape] => trapezoid [4] => 4 )
例2 簡単な array_merge() の例
<?php
$array1 = array();
$array2 = array(1 => "data");
$result = array_merge($array1, $array2);
?>
数値添字が振りなおされることに注意!
Array ( [0] => data )
二番目の配列の要素を最初の配列に追加したい
(最初の配列に存在する要素は上書きせず、添字も変更しない)
場合は、配列結合演算子
+
を使います。
<?php
$array1 = array(0 => 'zero_a', 2 => 'two_a', 3 => 'three_a');
$array2 = array(1 => 'one_b', 3 => 'three_b', 4 => 'four_b');
$result = $array1 + $array2;
var_dump($result);
?>
最初の配列のキーはそのまま残ります。 両方の配列に同じキーが存在する場合は最初の配列のものが残り、 二番目の配列の内容は無視されます。
array(5) { [0]=> string(6) "zero_a" [2]=> string(5) "two_a" [3]=> string(7) "three_a" [1]=> string(5) "one_b" [4]=> string(6) "four_b" }
例3 array_merge() で配列以外の型を扱う例
<?php
$beginning = 'foo';
$end = array(1 => 'bar');
$result = array_merge((array)$beginning, (array)$end);
print_r($result);
?>
上の例の出力は以下となります。
Array ( [0] => foo [1] => bar )