chmod

(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

chmodファイルのモードを変更する

説明

chmod(string $filename, int $permissions): bool

指定されたファイルのモードを permissions で指定したものに変更しようと試みます。

パラメータ

filename

ファイルへのパス。

permissions

permissions は自動的には 8 進数と見なされないので注意してください。 意図した操作を行うには、permissions の前にゼロ(0)を付ける必要があります。 "g+w" のような文字列は正常に動作しません。

<?php
chmod
("/somedir/somefile"755);   // 10 進数; おそらく間違い
chmod("/somedir/somefile""u+rwx,go+rx"); // 文字列; 正しくない
chmod("/somedir/somefile"0755);  // 8 進数; 正しいモードの値
?>

permissions 引数は 3 つの 8 進法による数値で構成され、 所有者自身、所有者が属するグループ、その他のユーザーの順で アクセス制限を設定します。一つ一つの数字はそのターゲットに対し 許可を与えます。1 は実行権限、2 はファイルに対する書き込み権限、 4 はファイルに対する読み込み権限を与えます。 必要な権限にあわせ数値を加算してください。 許可モードに関する詳細は Unix システムの 「man 1 chmod」や「man 2 chmod」をご覧ください。

<?php
// 所有者に読み込み、書き込みの権限を与え、その他には何も許可しない。
chmod("/somedir/somefile"0600);

// 所有者に読み込み、書き込みの権限を与え、その他には読み込みだけ許可する。
chmod("/somedir/somefile"0644);

// 所有者に全ての権限を与え、その他には読み込みと実行を許可する。
chmod("/somedir/somefile"0755);

// 所有者に全ての権限を与え、所有者が属するグループに読み込みと実行を許可する。
chmod("/somedir/somefile"0750);
?>

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

エラー / 例外

失敗時には E_WARNING が発生します。

注意

注意:

現在のユーザーは PHP を実行しているユーザーです。 これは普通のシェルや FTP アクセスでのユーザーとはたいてい違います。 たいていのシステムでは、ファイルの所有者のみがそのモードを 変更可能です。

注意: この関数では、 リモートファイル を 使用することはできません。これは、処理されるファイルがサーバーの ファイルシステムによりアクセスできる必要があるためです。

参考

  • chown() - ファイルの所有者を変更する
  • chgrp() - ファイルのグループを変更する
  • fileperms() - ファイルのパーミッションを取得する
  • stat() - ファイルに関する情報を取得する

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