file_put_contents

(PHP 5, PHP 7, PHP 8)

file_put_contentsデータをファイルに書き込む

説明

file_put_contents(
    string $filename,
    mixed $data,
    int $flags = 0,
    ?resource $context = null
): int|false

この関数は、fopen()fwrite()fclose() を続けてコールしてデータをファイルに書き込むのと等価です。

filename が存在しない場合はファイルを作成します。 存在する場合はそのファイルを上書きします。ただし FILE_APPEND フラグが設定されている場合は別です。

パラメータ

filename

データを書き込むファイルへのパス。

data

書き込むデータ。文字列, 配列 もしくは ストリーム リソースのいずれかを指定可能です。

dataストリーム リソースの場合は、 ストリームのバッファに残っている内容が指定したファイルにコピーされます。 これは、stream_copy_to_stream() の挙動と似ています。

data に一次元の配列を指定することもできます。この場合は file_put_contents($filename, implode('', $array)) と同じ意味になります。

flags

flags の値は、以下のフラグを組み合わせたものとなります 組み合わせる際には、論理 OR (|) 演算子で連結します。

使用できるフラグ
フラグ 説明
FILE_USE_INCLUDE_PATH filename をインクルードディレクトリから探します。 詳細な情報は include_path を参照ください。
FILE_APPEND filename がすでに存在する場合に、 データをファイルに上書きするするのではなく追記します。
LOCK_EX 書き込み処理中に、ファイルに対する排他ロックを確保します。 つまり、fopen() の呼び出しから fwrite() の呼び出しまでの間に flock() の呼び出しが発生するということです。 これは、モード "x" で fopen() を呼び出すことと同等ではありません。

context

stream_context_create() で作成したコンテキストリソース。

戻り値

この関数はファイルに書き込まれたバイト数を返します。 あるいは失敗した場合には false を返します。

警告

この関数は論理値 false を返す可能性がありますが、false として評価される値を返す可能性もあります。 詳細については 論理値の セクションを参照してください。この関数の返り値を調べるには ===演算子 を 使用してください。

例1 シンプルな使用例

<?php
$file 
'people.txt';
// ファイルをオープンして既存のコンテンツを取得します
$current file_get_contents($file);
// 新しい人物をファイルに追加します
$current .= "John Smith\n";
// 結果をファイルに書き出します
file_put_contents($file$current);
?>

例2 フラグの使用

<?php
$file 
'people.txt';
// 新しい人物をファイルに追加します
$person "John Smith\n";
// 中身をファイルに書き出します。
// FILE_APPEND フラグはファイルの最後に追記することを表し、
// LOCK_EX フラグは他の人が同時にファイルに書き込めないことを表します。
file_put_contents($file$personFILE_APPEND LOCK_EX);
?>

注意

注意: この関数はバイナリデータに対応しています。

ヒント

fopen wrappers が有効の場合、この関数のファイル名として URL を使用することができます。ファイル名の指定方法に関する詳細は fopen() を参照ください。 サポートするプロトコル/ラッパー には、さまざまなラッパーの機能やその使用法、 提供される定義済み変数などの情報がまとめられています。

参考

関連キーワード:  データ, file, 関数, filename, contents, fopen, ファイル, フラグ, context, put