hash_hkdf

(PHP 7 >= 7.1.2, PHP 8)

hash_hkdf与えられたキーから導出されるHKDFキーを生成する

説明

hash_hkdf(
    string $algo,
    string $key,
    int $length = 0,
    string $info = "",
    string $salt = ""
): string

パラメータ

algo

選択したハッシュアルゴリズムの名前 (例. "sha256", "sha512", "haval160,4" など) サポートされているアルゴリズムの一覧は hash_algos() を参照してください。

注意:

暗号に適さないハッシュ関数は許可されません。

key

入力キー (生のバイナリ)。 空ではいけません。

length

出力の長さをバイト単位で指定します。 選んだハッシュ関数のサイズの255倍以下でなければなりません。

length0 の場合、 出力の長さはハッシュ関数が選んだデフォルトのサイズになります。

info

アプリケーション/コンテキスト依存の情報を示す文字列

salt

導出の間に使うソルト

この値はオプションですが、 ランダムなソルトを追加するとHKDFの強度が飛躍的に向上します。

戻り値

導出されたキーの生バイナリ表現の文字列を返します(この値は、 出力キーマテリアル(OKM) としても知られています)。 失敗時には false を返します。

エラー / 例外

key が空の場合だったり、 algo が未知だったり/暗号に適さなかったり、 length が0より小さいか大きすぎる (ハッシュ関数のサイズの255倍より大きい)場合、 E_WARNING が発生します。

例1 hash_hkdf() の例

<?php
// ランダムなキーと、導出するキーを強力にするためのソルトを生成します。
$inputKey random_bytes(32);
$salt random_bytes(16);

// 上で生成した同じ入力を使い、異なるキーのペアを導出します。
$encryptionKey hash_hkdf('sha256'$inputKey32'aes-256-encryption'$salt);
$authenticationKey hash_hkdf('sha256'$inputKey32'sha-256-authentication'$salt);

var_dump($encryptionKey !== $authenticationKey); // bool(true)
?>

上の例は、AES-256 encryption と SHA-256 authentication をそれぞれ使い、 encrypt-then-HMAC を生成する用途に合った、 異なるキーペアを生成します。

参考

関連キーワード:  キー, 生成, 導出, HKDF, hash, string, length, hkdf, 出力, サイズ