(PHP 4 >= 4.3.2, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
imagecolorallocatealpha — 画像で使用する色を透過度を指定して作成する
imagecolorallocatealpha() は、
透明度を指定するパラメータ alpha
が追加されている以外は imagecolorallocate()
と等価です。
image
imagecreatetruecolor()のような画像作成関数が返す GdImage オブジェクト。
red
赤コンポーネントの値。
green
緑コンポーネントの値。
blue
青コンポーネントの値。
alpha
0
から 127
までの値。
0
は完全に不透明な状態。
127
は完全に透明な状態を表します。
red
、green
および blue
には、
0 から 255 までの整数値か
0x00 から 0xFF までの十六進値を指定します。
色 ID、あるいは作成に失敗した場合に false
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 |
image は、
GdImage
クラスのインスタンスを期待するようになりました。
これより前のバージョンでは、resource が期待されていました。
|
例1 imagecolorallocatealpha() の使用例
<?php
$size = 300;
$image=imagecreatetruecolor($size, $size);
// 白い背景で黒いふちどりにします
$back = imagecolorallocate($image, 255, 255, 255);
$border = imagecolorallocate($image, 0, 0, 0);
imagefilledrectangle($image, 0, 0, $size - 1, $size - 1, $back);
imagerectangle($image, 0, 0, $size - 1, $size - 1, $border);
$yellow_x = 100;
$yellow_y = 75;
$red_x = 120;
$red_y = 165;
$blue_x = 187;
$blue_y = 125;
$radius = 150;
// alpha 値を指定して色を作成します
$yellow = imagecolorallocatealpha($image, 255, 255, 0, 75);
$red = imagecolorallocatealpha($image, 255, 0, 0, 75);
$blue = imagecolorallocatealpha($image, 0, 0, 255, 75);
// 3つの重なる円を描きます
imagefilledellipse($image, $yellow_x, $yellow_y, $radius, $radius, $yellow);
imagefilledellipse($image, $red_x, $red_y, $radius, $radius, $red);
imagefilledellipse($image, $blue_x, $blue_y, $radius, $radius, $blue);
// 正しいヘッダを出力するのを忘れないように!
header('Content-Type: image/png');
// 最後に、結果を出力します
imagepng($image);
imagedestroy($image);
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
例2 imagecolorallocatealpha() 関数を使い、典型的なアルファ値を変換する
アルファの値を 0
にすると、通常は完全に透過なピクセルが指定されますし、
アルファチャネルは 8bit です。このようなアルファ値を
imagecolorallocatealpha() 関数と互換性がある値に変換するには、
いくつか簡単な計算をすれば十分です:
<?php
$alpha8 = 0; // 完全に透過
var_dump(127 - ($alpha8 >> 1));
$alpha8 = 255; // 完全に不透明
var_dump(127 - ($alpha8 >> 1));
?>
上の例の出力は以下となります。
int(127) int(0)