(PHP 4 >= 4.0.6, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
imagecopymergegray — グレースケールでイメージの一部をコピー、マージする
$dst_image
,$src_image
,$dst_x
,$dst_y
,$src_x
,$src_y
,$src_width
,$src_height
,$pct
imagecopymergegray() は、
src_image
の X,Y座標
src_x
, src_y
から
始まる幅 src_width
、高さ
src_height
の領域を
dst_image
にコピーします。
定義された部分は、x、y座標dst_x
、
dst_y
にコピーされます。
この関数は imagecopymerge() と同じですが、マー ジをする際に、コピー前にコピー先のピクセルをグレースケールに変換 することにより、コピー先のピクセルをコピー元の色相を維持するとこ ろが異なります。
dst_image
コピー先の画像リソース。
src_image
コピー元の画像リソース。
dst_x
コピー先の x 座標。
dst_y
コピー先の y 座標。
src_x
コピー元の x 座標。
src_y
コピー元の y 座標。
src_width
コピー元の幅。
src_height
コピー元の高さ。
pct
src_image
が pct
にしたがってグレースケールに変換されます。
pct
が 0 の場合は完全なグレースケール、
100 の場合は何も変わらない状態となります。
pct
= 100 の場合、パレット画像に対してはこの関数は
imagecopy() と同じ動作となります
(アルファコンポーネントを無視する点だけが違います)。
一方 true color 画像については、この関数はアルファ透過度を実装しています。
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 |
dst_image と
src_image は、
GdImage
クラスのインスタンスを期待するようになりました。
これより前のバージョンでは、
resource を期待していました。
|
例1 imagecopymergegray() の使用法
<?php
// 画像のインスタンスを作成します
$dest = imagecreatefromgif('php.gif');
$src = imagecreatefromgif('php.gif');
// コピー・マージ (Gray = 20%) します
imagecopymergegray($dest, $src, 10, 10, 0, 0, 100, 47, 20);
// 出力してメモリから解放します
header('Content-Type: image/gif');
imagegif($dest);
imagedestroy($dest);
imagedestroy($src);
?>