mysql_affected_rows

(PHP 4, PHP 5)

mysql_affected_rows一番最近の操作で変更された行の数を得る

警告

この拡張モジュールは PHP 5.5.0 で非推奨になり、PHP 7.0.0 で削除されました。 MySQLi あるいは PDO_MySQL を使うべきです。詳細な情報は MySQL: API の選択 を参照ください。 この関数の代替として、これらが使えます。

説明

mysql_affected_rows(resource $link_identifier = NULL): int

link_identifier と関連付けられた直近の INSERT、UPDATE、REPLACE、DELETE クエリによって変更された行の数を取得します。

パラメータ

link_identifier

MySQL 接続。指定されない場合、mysql_connect() により直近にオープンされたリンクが指定されたと仮定されます。そのようなリンクがない場合、引数を指定せずに mysql_connect() がコールした時と同様にリンクを確立します。リンクが見付からない、または、確立できない場合、E_WARNING レベルのエラーが生成されます。

戻り値

成功した場合に変更された行の数を、直近のクエリが失敗した場合に -1 を返します。

直近のクエリが WHERE 句を含まない DELETE だった場合、テーブルから すべてのレコードが削除されますが、MySQL 4.1.2 以前のバージョンでは この関数はゼロを返します。

UPDATE を使用する場合、MySQL では新旧の値が同じときには更新処理を行いません。 このことから、必ずしも mysql_affected_rows() の返す値が マッチする行の数と一致するとは限りません。返す値は実際に更新処理が行われた 行の数です。

REPLACE ステートメントは、まず最初に同じ主キーのレコードを削除した後に 新しいレコードを挿入します。この関数は、削除された行の数と 挿入された行の数を足したものを返します。

"INSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATE" クエリの場合の戻り値は、 新しい行を追加した場合が 1 で既存の行を更新した場合が 2 となります。

例1 mysql_affected_rows() の例

<?php
$link 
mysql_connect('localhost''mysql_user''mysql_password');
if (!
$link) {
    die(
'Could not connect: ' mysql_error());
}
mysql_select_db('mydb');

/* これは、削除されたレコードの正しい数をかえずはず */
mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE id < 10');
printf("Records deleted: %d\n"mysql_affected_rows());

/* 決して真にはならない where 条件なので、結果は 0 となるはず */
mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE 0');
printf("Records deleted: %d\n"mysql_affected_rows());
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Records deleted: 10
Records deleted: 0

例2 トランザクションを利用した mysql_affected_rows() の例

<?php
$link 
mysql_connect('localhost''mysql_user''mysql_password');
if (!
$link) {
    die(
'Could not connect: ' mysql_error());
}
mysql_select_db('mydb');

/* レコードの更新 */
mysql_query("UPDATE mytable SET used=1 WHERE id < 10");
printf ("Updated records: %d\n"mysql_affected_rows());
mysql_query("COMMIT");
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Updated Records: 10

注意

注意: トランザクション

トランザクションを使用する場合には、コミット後ではなく INSERT, UPDATE, DELETE クエリの後に mysql_affected_rows() をコールする必要があります。

注意: SELECT ステートメント

SELECT から返される行の数を得る際には、 mysql_num_rows() が利用できます。

注意: 外部キーによる連鎖

mysql_affected_rows() は、外部キー制約の ON DELETE CASCADE や ON UPDATE CASCADE で暗黙のうちに変更された行については数えません。

参考

関連キーワード:  た行, rows, 変更, affected, 操作, , 関数, 直近, UPDATE, 注意