nl_langinfo

(PHP 4 >= 4.1.0, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

nl_langinfo言語およびロケール情報を検索する

説明

nl_langinfo(int $item): string|false

nl_langinfo() はロケールカテゴリの独立した要素にアクセスするために使用されます。 localeconv() と異なり、全ての要素を返します。 nl_langinfo() はいかなる特定要素も取得可能です。

パラメータ

item

item は要素の整数値、もしくは要素の定数名です。 以下は、使用される item に対する定数名と説明の一覧です。 これらの定数のいくつかは特定のロケールに対して未定義、 もしくは値がありません。

nl_langinfo 定数
定数 説明
LC_TIME カテゴリの定数
ABDAY_(1-7) 一週間中の n 番目の曜日名の略式表記
DAY_(1-7) 一週間中の n 番目の曜日名 (DAY_1 = 日曜日)
ABMON_(1-12) n 番目の月の名前の略式表記
MON_(1-12) n 番目の月の名前
AM_STR 午前を表す文字列
PM_STR 午後を表す文字列
D_T_FMT strftime() で日時を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
D_FMT strftime() で日付を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
T_FMT strftime() で時刻を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
T_FMT_AMPM strftime() でAM/PM付き 12 時間表記を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
ERA ロケール固有の元号付きフォーマット
ERA_YEAR ロケール固有の元号付きフォーマットでの年
ERA_D_T_FMT ロケール固有の元号付きフォーマットでの日時 (strftime() で使用可能な文字列)
ERA_D_FMT ロケール固有の元号付きフォーマットでの日付 (strftime() で使用可能な文字列)
ERA_T_FMT ロケール固有の元号付きフォーマットでの時刻 (strftime() で使用可能な文字列)
LC_MONETARY カテゴリの定数
INT_CURR_SYMBOL 国際通貨記号
CURRENCY_SYMBOL 地域通貨記号
CRNCYSTR CURRENCY_SYMBOL と同じ値
MON_DECIMAL_POINT 小数点文字
MON_THOUSANDS_SEP 1000 単位桁区切り (3 桁ごとのグループ化) の区切り文字
MON_GROUPING 'grouping' と同じ
POSITIVE_SIGN 正値の表示に使用される記号
NEGATIVE_SIGN 負値の表示に使用される記号
INT_FRAC_DIGITS 国際的な方法で表現する際の小数点以下の桁数
FRAC_DIGITS 地域的な方法で表現する際の小数点以下の桁数
P_CS_PRECEDES CURRENCY_SYMBOL の前に正値がある場合 1 を返す
P_SEP_BY_SPACE CURRENCY_SYMBOL と正値がスペースで区切られる場合 1 を返す
N_CS_PRECEDES CURRENCY_SYMBOL の前に負値がある場合 1 を返す
N_SEP_BY_SPACE CURRENCY_SYMBOL と負値がスペースで区切られる場合 1 を返す
P_SIGN_POSN
  • 量および CURRENCY_SYMBOL を括弧で括る場合、0 を返す
  • 量および CURRENCY_SYMBOL の前に符号文字列を置く場合、1 を返す
  • 量および CURRENCY_SYMBOL の後に符号文字列を置く場合、2 を返す
  • CURRENCY_SYMBOL の直前に符号文字列を置く場合、3 を返す
  • CURRENCY_SYMBOL の直後に符号文字列を置く場合、4 を返す
N_SIGN_POSN
LC_NUMERIC カテゴリの定数
DECIMAL_POINT 小数点文字
RADIXCHAR DECIMAL_POINT と同じ値
THOUSANDS_SEP 1000 単位桁区切り (3 桁ごとのグループ化) の区切り文字
THOUSEP THOUSANDS_SEP と同じ値
GROUPING  
LC_MESSAGES カテゴリの定数
YESEXPR "はい" の入力にマッチさせるための正規表現
NOEXPR "いいえ" の入力にマッチさせるための正規表現
YESSTR "はい" のための出力文字列
NOSTR "いいえ" のための出力文字列
LC_CTYPE カテゴリの定数
CODESET 文字エンコーディング名の文字列を返す

戻り値

要素を文字列で返します。item が有効でない場合は false を返します。

例1 nl_langinfo() の例

<?php

var_dump
(nl_langinfo(CODESET));
var_dump(nl_langinfo(YESEXPR));
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

string(14) "ANSI_X3.4-1968"
string(5) "^[yY]"

注意

注意: この関数は Windows 環境にはまだ実装されていません。

参考

  • setlocale() - ロケール情報を設定する
  • localeconv() - 数値に関するフォーマット情報を得る

関連キーワード:  フォーマット, 定数, 情報, 言語, 検索, langinfo, strftime, 要素, カテゴリ, 文字