print_r

(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

print_r 指定した変数に関する情報を解りやすく出力する

説明

print_r(mixed $value, bool $return = false): string|bool

print_r() は、 変数の値に関する情報を解り易い形式で表示します。

print_r()var_dump() および var_export() は、オブジェクトの protected および private のプロパティも表示します。 static が付いたクラスメンバーは表示されません。

パラメータ

value

表示したい式。

return

print_r() の結果を取得したい場合には return 引数を使います。 この引数が true の場合には、 print_r() は情報を表示するかわりに情報を返します。

戻り値

stringint, float を指定した場合はその値が出力されます。 array を指定した場合、キーと要素を表す形式で値が 表示されます。object に関しても同様の表示形式となります。

return パラメータが true の場合は、 この関数は string を返します。それ以外の場合の戻り値は true です。

例1 print_r() の例

<pre>
<?php
$a 
= array ('a' => 'apple''b' => 'banana''c' => array ('x''y''z'));
print_r ($a);
?>
</pre>

上の例の出力は以下となります。

<pre>
Array
(
    [a] => apple
    [b] => banana
    [c] => Array
        (
            [0] => x
            [1] => y
            [2] => z
        )
)
</pre>

例2 return 引数の例

<?php
$b 
= array ('m' => 'monkey''foo' => 'bar''x' => array ('x''y''z'));
$results print_r($btrue); // print_r の結果が $results に格納されます
?>

注意

注意:

return パラメータを使う場合、かつ PHP 7.1.0 より前のバージョンでは、この関数は内部的な出力バッファリングを使っていました。この場合、ob_start() のコールバック関数の中では使えません。

参考

  • ob_start() - 出力のバッファリングを有効にする
  • var_dump() - 変数に関する情報をダンプする
  • var_export() - 変数の文字列表現を出力または返す

関連キーワード:  出力, 情報, 変数, 表示, return, 指定, var, 関数, string, 形式