(PHP >= 5.2.0, PHP 7, PHP 8)
snmp2_set — SNMP オブジェクトの値を設定する
$hostname
,$community
,$object_id
,$type
,$value
,$timeout
= -1,$retries
= -1
snmp2_set() は、
object_id
で指定した
SNMP オブジェクトの値を設定します。
hostname
SNMP エージェント (サーバー) のホスト名。
community
ライトコミュニティ。
object_id
SNMP オブジェクト ID。
type
MIB は、オブジェクトIDごとのタイプを定義します。 これは、以下の一覧から指定される一文字でなければなりません。
= | MIBから取得するタイプ |
i | INTEGER |
u | INTEGER |
s | STRING |
x | HEX STRING |
d | DECIMAL STRING |
n | NULLOBJ |
o | OBJID |
t | TIMETICKS |
a | IPADDRESS |
b | BITS |
SNMP ライブラリをコンパイルする際、
OPAQUE_SPECIAL_TYPES
が定義されていた場合、
以下も正しい値になります:
U | unsigned int64 |
I | signed int64 |
F | float |
D | double |
これらの大半は、対応する ASN.1 の型を使います。's', 'x', 'd' および 'b' はどれも OCTET STRING を異なる方法で表したものであり、'u' も Gauge32 値を扱うためのものです。
MIB ファイルが "snmp_read_mib" や libsnmp の設定で MIB ツリーに読み込まれている場合は、
type
に '=' を使うことができます。
これはすべてのオブジェクト ID を表し、型は自動的に MIB から読み込みます。
"SYNTAX BITS {telnet(0), ftp(1), http(2), icmp(3), snmp(4), ssh(5), https(6)}" のような BITS 型の値変数を設定する方法は二通りあることに注意しましょう。
詳細は、サンプルを参照ください。
value
新しい値。
timeout
最初のタイムアウトまでのマイクロ秒数。
retries
タイムアウト発生時の再試行回数。
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
SNMP ホストがデータ型を却下すると、"Warning: Error in packet. Reason: (badValue) The value given has the wrong type or length." のような’ E_WARNING メッセージが表示されます。未知の OID あるいは無効な OID を指定した場合は、おそらく "Could not add variable" のような警告となります。
例1 snmp2_set() の使用法
<?php
snmp2_set("localhost", "public", "IF-MIB::ifAlias.3", "s", "foo");
?>
例2 BITS SNMP オブジェクト ID を設定した snmp2_set() の使用法
<?php
snmp2_set("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'b', '0 1 2 3 4');
// あるいは
snmp2_set("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'x', 'F0');
?>