(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
uniqid — 一意な ID を生成する
$prefix
= "", bool $more_entropy
= false
): stringマイクロ秒単位の現在時刻にもとづいた、接頭辞つきの一意な ID を取得します。
この関数が生成する値は、暗号学的に安全ではありません。そのため、これを暗号として使ってはいけません。暗号学的に安全な値が必要な場合は、random_int() か random_bytes() あるいは openssl_random_pseudo_bytes() を使いましょう。
この関数は、戻り値の一意性を保証するものではありません。
ほとんどのシステムは、NTP などでシステムクロックを調整するので、
システム時刻は絶えず変更されます。
したがって、この関数がプロセス/スレッドの一意の ID を返さない可能性があります。
一意性を高めるには、more_entropy
を使用してください。
prefix
これが有用なのは、たとえば複数ホストで同時に ID を生成するような場合です。このような場合、同じマイクロ秒で同じ ID が生成されてしまう可能性があります。
空の prefix
を指定すると、
返される文字列は 13 文字となります。
more_entropy
が true
の場合は
23 文字となります。
more_entropy
true
にすると、uniqid() は
戻り値の最後にさらに別のエントロピーを
(線形合同法を使用して) 追加します。これにより、結果が一意になる可能性を高めます。
タイムスタンプにもとづいた一意な識別子を文字列で返します。
この関数は一意な識別子を作成しようとしますが、 戻り値の一意性を完全に保証するものではありません。
例1 uniqid() の例
<?php
/* 一意なID、たとえば 4b3403665fea6 */
printf("uniqid(): %s\r\n", uniqid());
/* IDに接頭辞をつけることもできます。これは次のように書くのと
* 同じです
*
* $uniqid = $prefix . uniqid();
* $uniqid = uniqid($prefix);
*/
printf("uniqid('php_'): %s\r\n", uniqid('php_'));
/* more_entropy パラメータも使えます。Cygwin などのシステムで
* 必要となるでしょう。これは、uniqid() が生成する値をたとえば
* 4b340550242239.64159797 のような形式にします。
*/
printf("uniqid('', true): %s\r\n", uniqid('', true));
?>
注意:
Cygwin でこの関数を動作させるには、
more_entropy
をtrue
にする必要があります。