実行時設定

php.ini の設定により動作が変化します。

ibm_db2 設定オプション
名前 デフォルト 変更可能 変更履歴
ibm_db2.binmode "1" PHP_INI_ALL  
ibm_db2.i5_all_pconnect "0" PHP_INI_SYSTEM ibm_db2 1.6.5 以降で利用可能。
ibm_db2.i5_allow_commit "0" PHP_INI_SYSTEM ibm_db2 1.4.9 以降で利用可能。
ibm_db2.i5_dbcs_alloc "0" PHP_INI_SYSTEM ibm_db2 1.5.0 以降で利用可能。
ibm_db2.instance_name NULL PHP_INI_SYSTEM ibm_db2 1.0.2 以降で利用可能。
ibm_db2.i5_ignore_userid "0" PHP_INI_SYSTEM ibm_db2 1.8.0 以降で利用可能。

以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。

ibm_db2.binmode int

このオプションは、バイナリデータを PHP アプリケーションで 使用する際のモードを制御します。

  • 1 (DB2_BINARY)

  • 2 (DB2_CONVERT)

  • 3 (DB2_PASSTHRU)

ibm_db2.i5_all_pconnect int

このオプションは、PHP アプリケーションにおける i5 db2_connect() のオープンおよびクローズをオーバーライドします。 ibm_db2.i5_all_pconnect = 1 の場合は、すべての db2 接続が持続的なもの (db2_pconnect()) となります。i5/OS 上での db2_pconnect() は、 db2_connect() よりはるかによいパフォーマンスを提供します。 このオプションは、PHP のソースコードを変更せずに db2_connect()db2_pconnect() として動作させられるので便利です。

ibm_db2.i5_allow_commit int

このオプションは、i5 スキーマコレクションで使用するコミットモードを PHP アプリケーションで使用する際のモードを制御します (オーバーライドについては (see i5_commit を参照ください)。

  • 0 - コミット制御を使いません。

  • 1 - read uncommitted。ダーティリードの可能性があります。

  • 2 - read committed。ダーティリードは発生しません。

  • 3 - repeatable read。ダーティリードや非再現リードは発生しません。

  • 4 - serializeable。ダーティリードや非再現リードやファントムリードは発生しません。

ibm_db2.i5_dbcs_alloc int

このオプションは、ラージ DBCS カラムバッファ用の内部 ibm_db2 アロケーションスキームを制御します。

  • 0 は拡張アロケーションを使用しません (オーバーライドについては i5_dbcs_alloc を参照ください)。

  • 1 は拡張アロケーションを使用します (オーバーライドについては i5_dbcs_alloc を参照ください)。

ibm_db2.instance_name string

Linux および UNIX では、カタログデータベースへの接続に使用する インスタンス名をこのオプションで指定します。 このオプションは、環境変数 DB2INSTANCE の設定を上書きします。

Windows では、このオプションは無視されます。

ibm_db2.i5_ignore_userid int

このオプションは、PHP アプリケーション内での i5 db2_(p)connect のユーザー ID とパスワードをオーバーライドします。 ibm_db2.i5_ignore_userid = 1 の場合は、 すべての db2 (p)connections がユーザー ID とパスワードに null を使用するようになります。 したがって、Apache のジョブは現在のプロファイル (NOBODY) で接続するようになります。 このオーバーライドを使用するのは、シンプルな DB2 ベースのウェブサイトで プロファイルの切り替えが不要な場合のみです。これを使用すると、 サーバーモードで追加の QSQSRVR ジョブを行うオーバーヘッドを回避できます。 これは、db2_(p)connect でユーザー ID とパスワードに null 値を設定するという作業を PHP のソースコードを変更することなしに行えるようにするものです。 このオーバーライドは ibm_db2.i5_all_pconnect = 1 でも使用することができます。

  • 0 db2_(p)connect で、指定したユーザー ID とパスワードで接続します。

  • 1 db2_(p)connect は、ユーザー ID とパスワードを null でオーバーライドします。

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