(PHP 5, PHP 7, PHP 8)
mysqli::change_user -- mysqli_change_user — 指定されたデータベース接続のユーザー名を変更する
オブジェクト指向型
$username
, string $password
, ?string $database
): bool手続き型
指定されたデータベース接続のユーザー名を変更し、 現在のデータベースを設定します。
ユーザーを正しく変更するには、username
と
password
引数を正しく渡す必要があります。
またそのユーザーが対象のデータベースに対する適切なパーミッションを
持っている必要があります。どんな理由であれ、認証に失敗するとカレントユーザーの
認証が継続されます。
link
手続き型のみ: mysqli_connect() あるいは mysqli_init() が返す mysqliオブジェクト。
username
MySQL のユーザー名。
password
MySQL のパスワード。
database
変更するデータベース。
引数には null
値を渡すこともできます。
その場合ユーザーの変更だけでデータベースの選択はされません。
そのようなケースでデータベースを選択したい場合には
mysqli_select_db() 関数を使用してください。
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
例1 mysqli::change_user() の例
オブジェクト指向型
<?php
/* データベース test に接続します */
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "test");
/* 接続をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
/* 変数 a を設定します */
$mysqli->query("SET @a:=1");
/* すべてをリセットし、新しいデータベースを選択します */
$mysqli->change_user("my_user", "my_password", "world");
if ($result = $mysqli->query("SELECT DATABASE()")) {
$row = $result->fetch_row();
printf("デフォルトデータベース: %s\n", $row[0]);
$result->close();
}
if ($result = $mysqli->query("SELECT @a")) {
$row = $result->fetch_row();
if ($row[0] === NULL) {
printf("変数 a の値は NULL\n");
}
$result->close();
}
/* 接続を閉じます */
$mysqli->close();
?>
手続き型
<?php
/* データベース test に接続します */
$link = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "test");
/* 接続をチェックします */
if (!$link) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
/* 変数 a を設定します */
mysqli_query($link, "SET @a:=1");
/* すべてをリセットし、新しいデータベースを選択します */
mysqli_change_user($link, "my_user", "my_password", "world");
if ($result = mysqli_query($link, "SELECT DATABASE()")) {
$row = mysqli_fetch_row($result);
printf("デフォルトデータベース: %s\n", $row[0]);
mysqli_free_result($result);
}
if ($result = mysqli_query($link, "SELECT @a")) {
$row = mysqli_fetch_row($result);
if ($row[0] === NULL) {
printf("変数 a の値は NULL\n");
}
mysqli_free_result($result);
}
/* 接続を閉じます */
mysqli_close($link);
?>
上の例の出力は以下となります。
デフォルトデータベース: world 変数 a の値は NULL
注意:
このコマンドを使用すると、常に、カレントのデータベース接続は あたかも完全に新しいデータベース接続であるかのようになります。 これにより、全てのアクティブなトランザクションはロールバックされ、 一時テーブルは全てクローズされ、ロックされたテーブルはすべて 開放されます。