22.8. sndhdr --- サウンドファイルの識別

ソースコード: Lib/sndhdr.py


sndhdr モジュールには、ファイルに保存されたサウンドデータの形式を識別するのに便利な関数が定義されています。どんな形式のサウンドデータがファイルに保存されているのか識別可能な場合、これらの関数は5つの属性、つまり(filetype, framerate, nchannels, nframes, sampwidth)で構成される namedtuple() を返します。 type はデータの形式を示す文字列で、 'aifc', 'aiff', 'au', 'hcom', 'sndr', 'sndt', 'voc', 'wav', '8svx', 'sb', 'ub', 'ul' のうちの一つです。 sampling_rate は実際のサンプリングレート値で、未知の場合や読み取ることが出来なかった場合は 0 です。同様に、 channels はチャンネル数で、識別できない場合や読み取ることが出来なかった場合は 0 です。 frames はフレーム数で、識別できない場合は -1 です。タプルの最後の要素 bits_per_sample はサンプルサイズを示すビット数ですが、A-LAWなら 'A', u-LAWなら 'U' です。

sndhdr.what(filename)

whathdr() を使って、ファイル filename に保存されたサウンドデータの形式を識別します。識別可能なら上記のnamedtupleを返し、識別できない場合は None を返します。

バージョン 3.5 で変更: 結果が tuple から namedtuple に変更されました。

sndhdr.whathdr(filename)

ファイルのヘッダ情報をもとに、保存されたサウンドデータの形式を識別します。ファイル名は filename で渡されます。識別可能なら上記の namedtuple を返し、識別できない場合は None を返します。

バージョン 3.5 で変更: 結果が tuple から namedtuple に変更されました。

関連キーワード:  識別, sndhdr, サウンド, 形式, ファイル, データ, namedtuple, 変更, filename, 保存