django.contrib.humanize

humanize は、データに「人間くささ(human touch)」を与えるための Django テンプレートフィルタセットです。

これらのフィルタを有効にするには、 INSTALLED_APPS 設定に 'django.contrib.humanize' を加えます。インストール後、テンプレート上で {% load humanize %} を呼び出せば、以下のフィルタを利用できるようになります:

apnumber

1-9 の数字に対して、数をアルファベットで表します。それ以外の数はそのまま数字で返します。これは AP スタイルブックの書式に従っています。

例:

  • 1one になります。
  • 2two になります。
  • 1010 になります。

渡す値は整数でも、整数を文字列で表したものでもかまいません。

intcomma

Converts an integer or float (or a string representation of either) to a string containing commas every three digits.

例:

  • 45004,500 になります。
  • 4500.2 becomes 4,500.2.
  • 4500045,000 になります。
  • 450000450,000 になります。
  • 45000004,500,000 になります。

可能であれば 表示形式のローカル化 が優先されます。例えば 'de' (ドイツ語)では次のようになります。

  • 45000'45.000' になります。
  • 450000'450.000' になります。

intword

Converts a large integer (or a string representation of an integer) to a friendly text representation. Translates 1.0 as a singular phrase and all other numeric values as plural, this may be incorrect for some languages. Works best for numbers over 1 million.

例:

  • 10000001.0 million になります。
  • 12000001.2 million になります。
  • 12000000001.2 billion になります。
  • -1200000000 becomes -1.2 billion.

値は 10^100 (Googol) までサポートされます。

可能であれば 表示形式のローカル化 が優先されます。例えば 'de' (ドイツ語)では次のようになります。

  • 1000000'1,0 Million' になります。
  • 1200000 becomes '1,2 Millionen'.
  • 1200000000'1,2 Milliarden' になります。
  • -1200000000 becomes '-1,2 Milliarden'.

naturalday

日付が今日、明日、昨日のいずれかに該当する場合、それぞれ「今日(“today”)」、 「明日(“tomorrow”)」、「昨日(“yesterday”)」を返します。それ以外の日付の 場合は、引数に渡したフォーマット文字列を使って日付をフォーマットします。

引数: date タグと同じ記法による日付フォーマット文字列

表示例 ( 今日の日付を 2007年 2月 17日 とします ) :

  • 2007年 2月 16日yesterday になります。
  • 2007年 2月 17日today になります。
  • 2007年 2月 18日tomorrow になります。
  • 今日、昨日、明日以外の日付は与えられた引数に従ってフォーマットされます。引数がない場合は DATE_FORMAT 設定に従います。

naturaltime

datetime 値に対して、何時間(分、秒)前であったかを表わす文字列を返します。1日以上前である場合は timesince フォーマットにフォールバックします。 datetime 値が未来である場合も、自動的に適切なフレーズが返り値に使用されます。

表示例 ( 現在の日時を 17 Feb 2007 16:30:00 とします ) :

  • 17 Feb 2007 16:30:00now になります。
  • 17 Feb 2007 16:29:3129 seconds ago になります。
  • 17 Feb 2007 16:29:00a minute ago になります。
  • 17 Feb 2007 16:25:354 minutes ago になります。
  • 17 Feb 2007 15:30:2959 minutes ago になります。
  • 17 Feb 2007 15:30:0159 minutes ago になります。
  • 17 Feb 2007 15:30:00an hour ago になります。
  • 17 Feb 2007 13:31:292 hours ago になります。
  • 16 Feb 2007 13:31:291 day, 2 hours ago になります。
  • 16 Feb 2007 13:30:011 day, 2 hours ago になります。
  • 16 Feb 2007 13:30:001 day, 3 hours ago になります。
  • 17 Feb 2007 16:30:3030 seconds from now になります。
  • 17 Feb 2007 16:30:2929 seconds from now になります。
  • 17 Feb 2007 16:31:00 becomes a minute from now になります。
  • 17 Feb 2007 16:34:354 minutes from now になります。
  • 17 Feb 2007 17:30:29an hour from now になります。
  • 17 Feb 2007 18:31:292 hours from now になります。
  • 18 Feb 2007 16:31:291 day from now になります。
  • 26 Feb 2007 18:31:291 week, 2 days from now になります。

ordinal

整数を序数形式の文字列に変換します。

例:

  • 11st になります。
  • 22nd になります。
  • 33rd になります。

渡す値は整数でも、整数を文字列で表したものでもかまいません。