chroot

Section: User Commands (1)
Updated: 18 June 2002
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名前

chroot - ルートディレクトリを変更してコマンドを実行する。  

書式

chroot directory [command [args]...]

chroot [--help] [--version]  

説明

chroot はルートディレクトリを指定してコマンドを実行する。 多くのシステムでは、スーパーユーザーだけがこれを行える。

通常、ファイル名はディレクトリ構造のルート (root=根)、つまり `/' を起点として調べられる。 chroot はこのルートをディレクトリ directory に変更して command を実行する (directory は存在するディレクトリでなければならない)。 オプション args を指定することもできる。 command が指定されないと、デフォルトは SHELL 環境変数の値となる。 この変数が設定されていなければ、`/bin/sh' を `-i' オプションを指定して実行する。

chroot jail から起動されたプロセスが システムライブラリにアクセスできないという状況は、 非常にありがちなので注意すること。  

オプション

--help
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
--version
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
 

注意

プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が行っています。

関連キーワード

出力, 実行, command, directory, 注意, ディレクトリ, ragnar, 終了, version, args

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