M4
Section: ユーザーコマンド (1)
Updated: 2021/05
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名前
m4 - マクロプロセッサー
書式
m4 [,OPTION/]... [,FILE/]...
説明
FILE 内のマクロを処理します。 FILE の指定がない、 あるいは `-' が指定された場合、 標準入力から読み込みます。
ロングオプション形式の必須または任意引数は、 ショートオプション形式でも必須または任意引数になります。
操作モード:
- --help
- このヘルプを表示して終了します。
- --version
- バージョン情報を表示して終了します。
- -E, --fatal-warnings
- 1 度目: 警告をエラーとします、 2 度目: 1 度目のエラー箇所で実行を停止します。
- -i, --interactive
- 出力をバッファーに残さず、中断しません。
- -P, --prefix-builtins
- ビルトイン名の先頭に強制的に `m4_' をつけます。
- -Q, --quiet, --silent
- ビルトインに対する警告メッセージをいくつか省略します。
- --warn-macro-sequence[=,REGEXP/]
- マクロ定義が REGEXP に一致した場合に警告します。
- デフォルトは \$\({[^}]*}\|[0-9][0-9]+\) です。
- -W, --word-regexp=,REGEXP/
- マクロ名の文法に REGEXP を用います。
プリプロセッサー機能:
- -D, --define=NAME[=,VALUE/]
- VALUE という値または空の値を持つ NAME を定義します。
- -I, --include=,DIRECTORY/
- インクルードパスに DIRECTORY を追加します。
- -s, --synclines
- `#line NUM "FILE"' 行を生成します。
- -U, --undefine=,NAME/
- NAME を未定義にします。
制限制御:
- -g, --gnu
- -G を上書きして GNU 拡張を再度有効にします。
- -G, --traditional
- GNU 拡張をすべて無効にします。
- -H, --hashsize=,PRIME/
- シンボルの検索ハッシュテーブルのサイズを設定します。 [デフォルト: 509]
- -L, --nesting-limit=,NUMBER/
- ネスト階層の制限を変更します。 0 を指定すると無制限です。[デフォルト: 0]
凍結 (frozen) 状態のファイル:
- -F, --freeze-state=,FILE/
- 処理の最後に FILE を凍結状態にします。
- -R, --reload-state=,FILE/
- 処理の最初に FILE の凍結状態から再ロードします。
デバッグ:
- -d, --debug[=,FLAGS/]
- デバッグレベルを設定します (FLAGS には `aeq' を含みません)。
- --debugfile[=,FILE/]
- デバッグおよびトレース出力を FILE にリダイレクトします (デフォルトは stderr、 空文字の場合は無視されます)。
- -l, --arglength=,NUM/
- マクロのトレースサイズを制限します。
- -t, --trace=,NAME/
- NAME が定義されているものとして、 これをトレースします。
FLAGS は以下のいずれか:
- a
- 実際の引数を表示します。
- c
- 情報の収集前後、呼び出し後を表示します。
- e
- 展開結果を表示します。
- f
- 現在の入力ファイル名を表示します。
- i
- 入力ファイルにおける変更を表示します。
- l
- 現在の入力行番号を表示します。
- p
- パス検索の結果を表示します。
- q
- a または e フラグを用いる場合に、 必要に応じて値をクォートで囲みます。
- t
- トレースがオンの時だけでなく、 マクロ呼び出しをすべてトレースします。
- x
- マクロ呼び出しの ID を追加します。 c フラグとともに用いると便利です。
- V
- 簡潔に上記フラグすべてを含める指定です。
環境変数 `M4PATH' はディレクトリを、 コロンで区切ったリストを指定しますが、 これが定義されている場合、 `-I' の指定の後ろに追加されます。
終了ステータスは成功時が 0、 失敗時が 1、 凍結ファイルのバージョン不一致時が 63 です。 または m4exit マクロに値が設定されれば、 その値になります。
著者
Rene' Seindal
バグ報告
バグ報告は bug-m4@gnu.org までお願いします。
GNU M4 home page: <https://www.gnu.org/software/m4/>
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>
著作権
Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目
m4 の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 info と m4 の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
- info m4
を実行して完全なマニュアルを参照できます。
関連キーワード
FILE,
表示,
マクロ,
NAME,
凍結,
トレース,
FLAGS,
REGEXP,
定義,
状態
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- 操作モード:
- プリプロセッサー機能:
- 制限制御:
- 凍結 (frozen) 状態のファイル:
- デバッグ:
- FLAGS は以下のいずれか:
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- 関連項目
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Time: 12:08:58 GMT, June 11, 2022