ED

Section: ユーザーコマンド (1)
Updated: 2022/02
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名前

ed - 行指向のテキストエディター  

書式

ed [,options/] [,file/]  

説明

GNU ed は、行指向のテキストエディターです。 テキストファイルの生成、表示、変更その他の操作を、対話的にまたシェルスクリプトを通じて行なうことができます。 red は制限つきの ed です。 red では、カレントディレクトリのファイルのみを編集でき、シェルコマンドの実行はできません。 ed は Unix に元からあるエディターであるという点で、'標準的な' テキストエディターと言えるものであり、 数多くの環境で利用可能です。 ただし実際には、 フル画面表示が可能な GNU Emacs や GNU Moe が用いられるのがほとんどです。  

オプション

-h, --help
ヘルプを表示して終了します。
-V, --version
バージョン情報を表示して終了します。
-E, --extended-regexp
拡張正規表現を利用します。
-G, --traditional
互換性モードにより実行します。
-l, --loose-exit-status
コマンドが失敗しても、 終了ステータス 0 を返します。
-p, --prompt=,STRING/
対話プロンプトとして STRING を用います。
-r, --restricted
制限モードで実行します。
-s, --quiet, --silent
診断情報、バイト数、プロンプト '!' を表示しません。
-v, --verbose
詳細表示を行います。 'H' コマンドと同じです。
--strip-trailing-cr
テキスト行の末尾にあるキャリッジリターンを取り除きます。

指定された 'file' の内容を読み込んで編集を開始します。 'file' の先頭が '!' で始まる場合は、 シェルコマンドの出力を読み込みます。

終了ステータスは以下のとおりです。 正常終了の場合は 0、 環境上の問題発生 (ファイルが見つからない、フラグが不正、I/O エラーなど) の場合は 1、 入力ファイルの破損や不正は 2、 内部一貫性のエラー (バグなど) による処理不能状態は 3 です。  

バグ報告

バグ報告は bug-ed@gnu.org までお願いします。
ed ホームページ: http://www.gnu.org/software/ed/ed.html
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>  

著作権

Copyright © 1994 Andrew L. Moore.
Copyright © 2022 Antonio Diaz Diaz. License GPLv2+: GNU GPL version 2 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.  

関連項目

ed の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 infoed の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
info ed

を実行して完全なマニュアルを参照できます。


関連キーワード

コマンド, 表示, 終了, エディター, バグ, テキスト, 実行, file, 報告, 環境

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Time: 12:09:03 GMT, June 11, 2022