COSH
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
cosh, coshf, coshl - 双曲線余弦 (ハイパボリックコサイン) 関数
書式
#include <math.h>
double cosh(double x);
float coshf(float x);
long double coshl(long double x);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
coshf(), coshl():
- _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
説明
これらの関数は双曲線余弦 (ハイパボリックコサイン) の値を返す。 数学的には以下のように定義される.
cosh(x) = (exp(x) + exp(-x)) / 2
返り値
成功すると、これらの関数は x の双曲線余弦を返す。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が +0 か -0 の場合、1 が返される。
x が正の無限大か負の無限大の場合、正の無限大が返される。
結果がオーバーフローする場合、範囲エラーが発生し、 各関数はそれぞれ +HUGE_VAL, +HUGE_VALF, +HUGE_VALL を返す。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
- errno に ERANGE が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース |
属性 |
値
|
cosh(), coshf(), coshl() |
Thread safety |
MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
double 版の関数は SVr4, 4.3BSD にも準拠している。
バグ
glibc バージョン 2.3.4 以前では、オーバーフローが発生したときに、 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がらなかった。
関連項目
acosh(3), asinh(3), atanh(3), ccos(3), sinh(3), tanh(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
関連キーワード
COSH,
関数,
エラー,
SOURCE,
発生,
coshf,
coshl,
pages,
双曲線,
余弦
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Time: 12:08:44 GMT, June 11, 2022