LOG

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
Index JM Home Page
 

名前

log, logf, logl - 自然対数関数  

書式

#include <math.h>

double log(double x);
float logf(float x);
long double logl(long double x);

-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

logf(), logl():

_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
    || /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
    || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 

説明

これらの関数は x の自然対数を返す。  

返り値

成功すると、これらの関数は x の自然対数を返す。

x が NaN の場合、NaN が返される。

x が 1 の場合、+0 が返される。

x が正の無限大の場合、正の無限大が返される。

x が 0 の場合、極エラー (pole error) が発生し、 各関数はそれぞれ -HUGE_VAL, -HUGE_VALF, -HUGE_VALL を返す。

x が負の場合 (負の無限大も含む)、領域エラー (domain error) が発生し、 NaN (not a number) が返される。  

エラー

これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。

以下のエラーが発生する可能性がある。

領域エラー (domain error): x が負である
errnoEDOM が設定される。 不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
極エラー (pole error): x が 0 である
errnoERANGE が設定される。 0 による除算 (divide-by-zero) 浮動小数点例外 (FE_DIVBYZERO) が上がる。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性
log(), logf(), logl() Thread safety MT-Safe
 

準拠

C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。  

バグ

glibc 2.5 以前では、 NaN に対して log() をとると、間違って不正浮動小数点例外 (FE_INVALID) が発生していた。  

関連項目

cbrt(3), clog(3), log10(3), log1p(3), log2(3), sqrt(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

エラー, LOG, 関数, 発生, SOURCE, logf, logl, HUGE, バグ, 準拠

Linux マニュアル 一覧

[man1] [man2] [man3] [man4] [man5] [man6] [man7] [man8]
[a] [b] [c] [d] [e] [f] [g] [h] [i] [j] [k] [l] [m] [n] [o] [p] [q] [r] [s] [t] [u] [v] [w] [x] [y] [z]

 

Index

名前
書式
説明
返り値
エラー
属性
準拠
バグ
関連項目
この文書について

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 12:08:37 GMT, June 11, 2022