#include <pthread.h> int pthread_setconcurrency(int new_level); int pthread_getconcurrency(void); -pthread でコンパイルしてリンクする。
new_level に 0 を指定すると、スレッド実装は並列処理レベルを 実装側で適切とみなしたレベルに設定するようになる。
pthread_getconcurrency() は、このプロセスの concurrency level の現在値を返す。
pthread_getconcurrency() は常に成功し、最後の pthread_getconcurrency() の呼び出しで設定された concurrency level を返す。 pthread_getconcurrency() が それまでに一度も呼び出されていない場合は 0 が返る。
POSIX.1 also documents an EAGAIN error ("the value specified by new_level would cause a system resource to be exceeded").
インターフェース | 属性 | 値 |
pthread_setconcurrency(), pthread_getconcurrency() | Thread safety | MT-Safe |
並列処理レベルが意味を持つのは M:N スレッド実装の場合のみである。 M:N スレッド実装では、ある瞬間において、あるプロセスのユーザーレベルスレッ ドの集合のサブ集合が、そのサブ集合のサイズよりも少ない数のカーネルの スケジューリング実体 (kernel-scheduling entity) に結び付けられる。 並列処理レベルを設定すると、そのアプリケーションの効率的な実行に必要な カーネルのスケジューリング実体の数のヒントを、アプリケーションはシステ ムに伝えることができる。
LinuxThreads と NPTL のどちらも 1:1 スレッド実装であり、 並列処理レベルを設定しても何の意味もない。 言い換えると、 Linux では、これらの関数は、 他のシステムとの互換性のためだけに存在し、 プログラムの実行には何の影響も与えないということである。
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