PTHREAD_SIGQUEUE
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
pthread_sigqueue - スレッドに対するシグナルとデータをキューに入れる
書式
#include <signal.h>
#include <pthread.h>
int pthread_sigqueue(pthread_t thread, int sig,
const union sigval value);
-pthread を付けてコンパイルとリンクを行う。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
pthread_sigqueue(): _GNU_SOURCE
説明
pthread_sigqueue() 関数は sigqueue(3) と同様の処理を実行するが、 プロセスにシグナルを送信するのではなく、呼び出したスレッドと 同じプロセス内のスレッドにシグナルを送信する。
thread 引数は、呼び出し側と同じプロセスのスレッドの ID である。 sig 引数は送信するシグナルを指定する。 value 引数はシグナルと一緒に渡すデータを指定する。 詳細は sigqueue(3) を参照。
返り値
成功すると、 pthread_sigmask() は 0 を返す。 エラーの場合、エラー番号を返す。
エラー
- EAGAIN
- キューに入れられるシグナル数が上限に達していた (詳しい情報は (signal(7) を参照)。
- EINVAL
- sig が無効であった。
- ENOSYS
- pthread_sigqueue() がこのシステムではサポートされていない。
- ESRCH
- thread が無効である。
バージョン
pthread_sigqueue() 関数は glibc 2.11 で初めて登場した。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース |
属性 |
値
|
pthread_sigqueue() |
Thread safety |
MT-Safe
|
準拠
この関数は GNU による拡張である。
注意
The glibc implementation of pthread_sigqueue() gives an error (EINVAL) on attempts to send either of the real-time signals used internally by the NPTL threading implementation. See nptl(7) for details.
関連項目
rt_tgsigqueueinfo(2), sigaction(2), pthread_sigmask(3), sigqueue(3), sigwait(3), pthreads(7), signal(7)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
関連キーワード
pthread,
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参照,
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- 書式
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Time: 12:08:37 GMT, June 11, 2022