RAISE

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2015-08-08
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名前

raise - 呼び出し元にシグナルを送る  

書式

#include <signal.h>

int raise(int sig);
 

説明

raise() 関数は、呼び出し元のプロセスもしくはスレッドにシグナルを送る。 シングルスレッドのプログラムでは、以下と等価である。

kill(getpid(), sig);

マルチスレッドのプログラムでは、以下と等価である。

pthread_kill(pthread_self(), sig);

シグナルに起因してシグナルハンドラーが呼び出される場合には、 raise() が返るのは必ずシグナルハンドラーが返った後になる。  

返り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 0 以外の値を返す。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性
raise() Thread safety MT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C89, C99.  

注意

glibc バージョン 2.3.3 以降では、カーネルが tgkill(2) システムコールをサポートしている場合はraise() は tgkill(2) を使って実装されている。古いバージョンの glibc では、raise() は kill(2) を使って実装されている。  

関連項目

getpid(2), kill(2), sigaction(2), signal(2), pthread_kill(3), signal(7)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

raise, RAISE, kill, 属性, シグナル, sig, pages, pthread, Index, 準拠

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Time: 12:08:42 GMT, June 11, 2022