SIGSETOPS

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-12-21
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名前

sigemptyset, sigfillset, sigaddset, sigdelset, sigismember - POSIX シグナル集合の操作 

書式

#include <signal.h>

int sigemptyset(sigset_t *set);

int sigfillset(sigset_t *set);

int sigaddset(sigset_t *set, int signum);

int sigdelset(sigset_t *set, int signum);

int sigismember(const sigset_t *set, int signum);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

sigemptyset(), sigfillset(), sigaddset(), sigdelset(),sigismember():

_POSIX_C_SOURCE
 

説明

これらの関数は POSIX シグナル集合(signal set)を操作するため使用する。

sigemptyset() は set で与えられたシグナル集合を空に初期化し、シグナルが一つも 含まれていない状態にする。

sigfillset() は set で与えられたシグナル集合が全てのシグナルを含むようにする。

sigaddset() と sigdelset() は setsignumシグナルをそれぞれ加えたり、削除したりする。

sigismember() は signumset に含まれているかどうかをテストする。

sigset_t 型のオブジェクトは、関数 sigaddset(), sigdelset(), sigismember() や後述の glibc の追加関数 (sigisemptyset(), sigandset(), sigorset()) に渡す前に、sigemptyset() か sigfillset() を呼び出して初期化しなければならない。 初期化しなかった場合の結果は未定義である。 

返り値

sigemptyset(), sigfillset(), sigaddset(), sigdelset() は成功すれば 0 を、エラーの場合は -1 を返す。

sigismember() は signumset のメンバの場合 1 を返し、メンバでない場合 0 を返す。 エラーの場合、-1 を返す。

エラーの場合、 errno にエラーの原因を示す値を設定する。 

エラー

EINVAL
signum が有効なシグナルではない。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
sigemptyset(),sigfillset(),
sigaddset(),sigdelset(),
sigismember(),sigisemptyset(),
sigorset(),sigandset()
Thread safetyMT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008. 

注意

When creating a filled signal set, the glibc sigfillset() function does not include the two real-time signals used internally by the NPTL threading implementation. See nptl(7) for details. 

glibc での拡張

_GNU_SOURCE 機能検査マクロが定義されていると、 <signal.h> でシグナル集合を操作する 3 つの関数が追加で公開される。

int sigisemptyset(const sigset_t *set);int sigorset(sigset_t *dest, const sigset_t *left, const sigset_t *right);int sigandset(sigset_t *dest, const sigset_t *left, const sigset_t *right);

sigisemptyset() は set にシグナルが一つも含まれていなければ 1 を返し、 それ以外は 0 を返す。

sigorset() は集合 leftright の和集合を dest に設定する。 sigandset() は集合leftright の積集合を dest に設定する。 どちらの関数も成功すると 0 を返し、失敗時には -1 を返す。

これらの関数は非標準であり、(他にも同様の関数を提供しているシステムも いくつかはあるが) 移植性を考慮したアプリケーションでは使用を避けるべき である。 

関連項目

sigaction(2), sigpending(2), sigprocmask(2), sigsuspend(2) 

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報はhttps://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


関連キーワード

int,シグナル,sigfillset,signum,sigemptyset,sigaddset,sigdelset,sigismember,SIGSETOPS,エラー 

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glibc での拡張
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