STPCPY
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-06-09
Index JM Home Page
名前
stpcpy - 文字列をコピーし、コピーした文字列の終りへのポインターを返す
書式
#include <string.h>
char *stpcpy(char *dest, const char *src);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
stpcpy():
-
- glibc 2.10 以降:
- _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
- glibc 2.10 より前:
- _GNU_SOURCE
説明
stpcpy() 関数は、src で指された文字列を (文字列を終端するヌルバイト ('\0') を含めて) dest で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 dest はコピーを受け取る のに十分大きくなくてはならない。
返り値
stpcpy() は、文字列 dest の始まりではなく 終りを指すポインター (すなわち、文字列を終端するヌルバイト) を返す。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース |
属性 |
値
|
stpcpy() |
Thread safety |
MT-Safe
|
準拠
この関数は POSIX.1-2008 に追加された。 それ以前は、この関数は C や POSIX.1 標準の一部でも UNIX システムの慣習的なものでもなかった。 この関数は Lattice C AmigaDOS コンパイラで初めて登場し、それは少なくとも 1986 年時点ではそうであった。 その後、 1989 年に GNU fileutils と GNU textutils に登場し、 1992 年までには GNU C ライブラリにも存在していた。 この関数は BSD 系にも存在する。
バグ
この関数はバッファー dest の範囲を行き過ぎてしまう可能性がある。
例
例として、このプログラムは foo と bar を連結して foobar を作るために stpcpy() を使用し、その後表示する。
#define _GNU_SOURCE #include <string.h> #include <stdio.h>
int main(void) {
char buffer[20];
char *to = buffer;
to = stpcpy(to, "foo");
to = stpcpy(to, "bar");
printf("%s\n", buffer); }
関連項目
bcopy(3), memccpy(3), memcpy(3), memmove(3), stpncpy(3), strcpy(3), string(3), wcpcpy(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
関連キーワード
stpcpy,
STPCPY,
関数,
コピー,
dest,
buffer,
属性,
SOURCE,
include,
string
Linux マニュアル 一覧
[man1]
[man2]
[man3]
[man4]
[man5]
[man6]
[man7]
[man8]
[a]
[b]
[c]
[d]
[e]
[f]
[g]
[h]
[i]
[j]
[k]
[l]
[m]
[n]
[o]
[p]
[q]
[r]
[s]
[t]
[u]
[v]
[w]
[x]
[y]
[z]
Index
- 名前
- 書式
- 説明
- 返り値
- 属性
- 準拠
- バグ
- 例
- 関連項目
- この文書について
This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 12:08:38 GMT, June 11, 2022