STRSEP

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2019-03-06
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名前

strsep - 文字列からトークンを取り出す  

書式

#include <string.h>

char *strsep(char **stringp, const char *delim);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

strsep():
    glibc 2.19 以降:
        _DEFAULT_SOURCE
    glibc 2.19 以前:
        _BSD_SOURCE  

説明

*stringp が NULL の場合、 strsep() 関数は何もせずに NULL を返す。 さもなければ、文字列 stringpdelim に含まれるいずれかのバイトで区切ったトークンのうち最初のものを返す。 トークンは、区切り文字をヌルバイト ('\0') で上書きすることで 終端される。 *stringp は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。 区切り文字が見つからない場合、*stringp 文字列全体がトークンとして 扱われ、*stringp は NULL となる。  

返り値

strsep() 関数は、トークンへのポインターを返す。 つまり、元の *stringp の値を返す。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性
strsep() Thread safety MT-Safe
 

準拠

4.4BSD.  

注意

strsep() 関数は、 strtok(3) 関数が空のフィールドを 扱えないために、その代替品として導入された。 しかしながら、 strtok(3) 関数は C89/C99 に準拠しており、より移植性がある。  

バグ

この関数を使う時は注意すること。 もし使うなら、以下のことに注意すること。
*
この関数は最初の引数を変更する。
*
この関数は定数文字列には使えない。
*
区切り文字自体は失われてしまう。
 

関連項目

index(3), memchr(3), rindex(3), strchr(3), string(3), strpbrk(3), strspn(3), strstr(3), strtok(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

関数, strsep, stringp, STRSEP, 注意, pages, 準拠, バグ, 属性, 文字

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