#include <stdlib.h> unsigned long strtoul(const char *nptr, char **endptr, int base); unsigned long long strtoull(const char *nptr, char **endptr, int base);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
strtoull():
文字列の先頭には、任意の数の空白があってもよく (空白は isspace(3) で判定される)、また数字の直前には '+' か '-' の 符号があってもよい。 base が 0 または 16 の場合には、文字列の先頭に "0x" を置くことが でき、その場合には文字列は 16進数として扱われる。 これ以外の文字列で base が 0 の場合は、 文字列が '0' で始まるときは 8進数として、 それ以外のときは 10進数として扱われる。
文字列の残りの部分は unsigned long に変換されるが、基数に対して 有効でない数字が現れた時点で変換は終了する。(11進数以上では 'A' は 大文字・小文字に関わらず 10 を表し、 'B' は 11 を表現し, 以下同様に、 'Z' は 35 を表す。)
endptr がヌル値 (NULL) でない場合、 strtoul() は最初に不正な文字が現れたアドレスを *endptr に格納している。 文字列に有効な数字がひとつもなければ、 strtoul() は nptr の元の値を *endptr に代入する(そして 0 を返す)。 特に、 *nptr が '\0' 以外で、返された **endptr が '\0' ならば、文字列全体が有効だったことになる。
strtoull() 関数は strtoul() 関数と同様だが、 unsigned long long 型の値を返す。
実装によっては、変換が行われなかった場合 (数字がなく、0 を返した場合)、 errno に EINVAL が設定される場合がある。
インターフェース | 属性 | 値 |
strtoul(), strtoull(), strtouq() | Thread safety | MT-Safe locale |
strtoull(): POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.
"C" 以外のロケールの場合、その他の文字列も受け付けられるかもしれない。 (例えば、現在のロケールの 1000 毎の区切り文字に対応しているかもしれない。)
BSD には、
u_quad_t strtouq(const char *nptr, char **endptr, int base);
という完全に同様の定義を持つ関数がある。 使用中のアーキテクチャーのワード長次第であるが、この関数は strtoull() や stroul() と等価な場合もありえる。
負の値も正当な入力とみなされ、エラーもなく、 対応する unsigned long 型の値に変換される。
[man1]
[man2]
[man3]
[man4]
[man5]
[man6]
[man7]
[man8]
[a]
[b]
[c]
[d]
[e]
[f]
[g]
[h]
[i]
[j]
[k]
[l]
[m]
[n]
[o]
[p]
[q]
[r]
[s]
[t]
[u]
[v]
[w]
[x]
[y]
[z]