ADSL-CONNECT

Section: Maintenance Commands (8)
Updated: 21 February 2000
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名前

adsl-connect - PPPoE 接続を管理するシェルスクリプト

 

書式

adsl-connect [config_file]

adsl-connect interface user [config_file]

 

説明

adsl-connect は、 Roaring Penguin ユーザー空間 PPPoE クライアントを使って ADSL 接続を管理するシェルスクリプトである。 config_file を省略した場合、 デフォルトの設定ファイル /etc/ppp/pppoe.conf が使われる。 interfaceuser を指定した場合、 設定ファイルにあるイーサーネットインターフェースと ユーザー名の設定を上書きする。

通常は直接 adsl-connect を起動すべきではなく、 ADSL 接続を開始するには adsl-start を用いるべきである。

adsl-connect は最初に設定ファイルを読み、それから PPPoE 接続を開く。 接続が切れた場合、syslog にメッセージが記録され、 adsl-connect が再接続を行う。 そして、接続が切れた場合や接続が確立できない場合、 スクリプト /etc/ppp/adsl-lost が存在して実行可能であれば、 adsl-connect はこれを実行する。

シェルスクリプト adsl-stop を呼ぶと、 adsl-connect はループを抜けさせ、接続を閉じて終了する。

 

技術的な詳細

adsl-connect は設定ファイルにある以下のシェル変数を使う。
ETH
ADSL モデムに接続されるイーサーネットインターフェース (例えば eth0)。
USER
ADSL ユーザー ID (例えば b1xxnxnx@sympatico.ca)。
PIDFILE
adsl-connect のプロセス ID が書かれるファイル (例えば /var/run/pppoe.pid)。 さらに 2 つのファイル ($PIDFILE.pppd と $PIDFILE.pppoe) には、 それぞれ pppdpppoe のプロセス ID が入る。

別々の PIDFILE を設定してそれぞれの設定ファイルを使えば、 複数の PPPoE 接続を管理できる。 adsl-startadsl-stop の引き数として、 その設定ファイルを指定するだけでよい。

 

著者

adsl-connect は David F. Skoll <dfs@roaringpenguin.com> によって 作成された。

pppoe のホームページは http://www.roaringpenguin.com/pppoe/ である。

 

関連項目

pppoe(8), adsl-start(8), adsl-stop(8), pppd(8), pppoe.conf(5), adsl-setup(8), adsl-status(8), pppoe-sniff(8), pppoe-server(8), pppoe-relay(8)

関連キーワード

接続, pppoe, PIDFILE, PPPoE, stop, 管理, file, pppd, プロセス, onf

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