ICONVCONFIG

Section: Linux System Administration (8)
Updated: 2020-08-13
Index JM Home Page
 

名前

iconvconfig - iconv モジュール設定キャッシュを作成する  

書式

iconvconfig [options] [directory]...  

説明

iconv(3) 関数は内部で文字集合の変換に gconv モジュールを使用する。 設定ファイルは変換に必要なモジュールを決定するのに使用される。 このような設定ファイルを読み込んで解釈していると、 iconv(3) を使用するプログラムの速度が遅くなるので、 キャッシュ機構が採用されている。

The iconvconfig program reads iconv module configuration files and writes a fast-loading gconv module configuration cache file.

In addition to the system provided gconv modules, the user can specify custom gconv module directories with the environment variable GCONV_PATH. However, iconv module configuration caching is used only when the environment variable GCONV_PATH is not set.  

オプション

--nostdlib
システムのデフォルトの gconv ディレクトリを検索しない。 コマンドラインで指定されたディレクトリのみを検索する。
-o outputfile, --output=outputfile
システムのデフォルトのキャッシュ場所の代わりに出力として outputfile を使用する。
--prefix=pathname
システムのパス名に指定した接頭辞を付与する。 下記の「ファイル」を参照。 デフォルトでは、 この接頭辞は空である。 接頭辞を foo に設定すると、 gconv モジュール設定は foo/usr/lib/gconv/gconv-modules から読み込まれ、 キャッシュは foo/usr/lib/gconv/gconv-modules.cache に書き込まれる。
-?, --help
使用方法を表示し、終了する。
--usage
簡潔な使用方法を出力し、終了する。
-V, --version
iconv のバージョン番号、 ライセンス、 保証免責を表示する。
 

終了ステータス

成功すると 0 で、 エラーの場合 0 以外。  

ファイル

/usr/lib/gconv
通常のデフォルトの gconv モジュールのパス。
/usr/lib/gconv/gconv-modules
通常のデフォルトの gconv モジュールのシステム設定ファイル。
/usr/lib/gconv/gconv-modules.cache
通常のデフォルトの gconv モジュールのシステム設定キャッシュ。
 

関連項目

iconv(1), iconv(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

gconv, iconv, モジュール, ICONVCONFIG, usr, modules, キャッシュ, 終了, module, 設定

Linux マニュアル 一覧

[man1] [man2] [man3] [man4] [man5] [man6] [man7] [man8]
[a] [b] [c] [d] [e] [f] [g] [h] [i] [j] [k] [l] [m] [n] [o] [p] [q] [r] [s] [t] [u] [v] [w] [x] [y] [z]

 

Index

名前
書式
説明
オプション
終了ステータス
ファイル
関連項目
この文書について

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 12:08:34 GMT, June 11, 2022