RARP

Section: Linux Programmer's Manual (8)
Updated: 4 August 1997
Index JM Home Page
 

名前

rarp - システムの RARP テーブルを操作する  

書式

rarp [-V] [--version] [-h] [--help]
rarp -a
rarp [-v] -d hostname ...
rarp [-v] [-t type] -s hostname hw_addr  

注意

このプログラムは古い。 バージョン 2.3 以降の Linux カーネルでは、 RARP サポートが含まれていない。 このプログラムの代わりとなる RARP デーモンについては ftp://ftp.dementia.org/pub/net-tools を参照すること。  

説明

rarp は、カーネルの RARP テーブルをさまざまな方法で操作する。 アドレス・マッピングのエントリーをクリアしたり、 手作業でエントリーを設定したりするのが、主要なオプションである。 デバッグに rarp を利用して、RARP テーブルを完全にダンプすることも可能である。  

オプション

-V
rarp のバージョンを表示する。
-v
詳細表示モードで動作し、何が起こっているかをユーザーに知らせる。
-t type
RARP テーブルを設定したり読み出したりするとき、 エントリーのどのクラスを対象にして欲しいかを rarp に指定する。 このパラメータは、デフォルトでは ether (つまり、 IEEE 802.3 10Mbps Ethernet に対応するハードウェア・コード 0x01) に設定されている。 ほかに、たとえば AX.25 (ax25)NET/ROM (netrom) などのネットワーク技術が指定できる。
-a
--list
RARP テーブルのエントリーをリストアップする。
-d hostname
--delete hostname
指定されたホストの RARP エントリーすべてを削除する。
-s hostname hw_addr
--set hostname hw_addr
RARP のアドレス・マッピングのエントリーを設定する。 ホスト hostname に対するハードウェア・アドレスを hw_addr に設定する。 ハードウェア・アドレスの書式は、ハードウェア・クラスによって異なるが、 ほとんどのクラスでは普通の書き方が使える。 例えば、ethernet のクラスでは 16 進数 6 バイトであり、コロンで分割されている。
 

警告

システムによっては (特に、SUN の古いシステムでは)、RARP 問い合わせに対して、 ホストが別のリモート・ブート・サービスも 供給できるようになっているものもある。 したがって、ネットワーク管理者の怒りを買いたくなければ、 無闇に RARP エントリーを追加してはならない。  

ファイル

/proc/net/rarp  

関連項目

arp(8), route(8), ifconfig(8), netstat(8)  

著者

Ross D. Martin, <martin@trcsun3.eas.asu.edu>
Fred N. van Kempen, <waltje@uwalt.nl.mugnet.org>
Phil Blundell, <Philip.Blundell@pobox.com>

関連キーワード

RARP, hostname, エントリー, テーブル, 設定, クラス, アドレス, hw, addr, ハードウェア

Linux マニュアル 一覧

[man1] [man2] [man3] [man4] [man5] [man6] [man7] [man8]
[a] [b] [c] [d] [e] [f] [g] [h] [i] [j] [k] [l] [m] [n] [o] [p] [q] [r] [s] [t] [u] [v] [w] [x] [y] [z]

 

Index

名前
書式
注意
説明
オプション
警告
ファイル
関連項目
著者

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 12:09:04 GMT, June 11, 2022